また整備のお話です。

こんばんは 板倉です
連日暑い日が続いておりますが、皆様お体には充分お気を付けください。
以前よりボンドショップ浦和のピットでは、水分補給の際ジュースじゃんけんと言われる戦いの後、好きな飲み物が与えられるという恒例行事があります (笑)
水分は補給できますが、時には財布からお金が欠乏してしまう事もあります
尚、ジュースじゃんけんは参加自由となっておりますので、ご希望の際はフロントの渡部が受付となっておりますので、お申し付けください
さて、昨日より猛暑の中、ややヘビーな作業をしておりましたので、ご紹介いたします。
早速写真を↓↓
エンジンおろし
こちらはMINIのR57 COOPER Sでございます。
ごらんのとおり(いきなりですが)エンジンを下しております
何をしているのかと申しますと、こちらの車両はMT車でして、お客様よりクラッチに違和感があると言うことで、点検、整備のご依頼を受けました。
そうです。エンジンが下りているということは、そこからミッションを取り外しまして、中にあるクラッチ類の整備をしているのです。
簡単に言うとクラッチ交換です
実は今回のケースは大きくジャンル分けすると、重症です
エンジンを下して、ミッションとの接続部分を見てみますと ↓↓
つなぎ目
何かモサモサしたものが
ミッションを取り外しまして内部を確認してみますと、
ベルの中
モサモサがたくさん
これが何かと申しますと、クラッチディスク表面の摩剤が熱によって粉々になって、繊維状の物が飛び散ってしまったのですね
ここまでになると、クラッチ特有の焦げ臭い匂いがしてきます。
フライホイール
こちらはエンジンに直接取り付けられている部品でフライホイールと言います。
クラッチディスクが密着する部分です。
左側のフライホイール表面の色を右の新品と比較すると、摩擦によって相当な熱が入った事が伺えます。
変形の恐れもありますので、ここは迷わず交換です。
クラッチディスクとプレッシャープレートです。
ディスク、プレート消耗後
ディスク、プレート新品
上の写真が使用済み、下が新品です。
写真の右側の部品がクラッチディスクで左側の部品がプレッシャープレート(クラッチカバー)です。
MT車でクラッチペダルを踏むとこのプレッシャープレートが動いてクラッチが切れます。ペダルを離すとクラッチがつながります。
AT限定免許の方は良くわからないですよね
使用済みのクラッチディスクは表面にボタンのようなものが丸見えですよね、新品は何かビーフジャーキーみたいな物が貼り付けられています。
先ほどのモサモサはこのビーフジャーキーの焼焦げた残骸です
ちなみにクラッチが減ったというのは、このビーフジャーキーの摩耗の事です。
今回は摩耗を通り越して欠乏ですじゃんけんに負けた時の財布と一緒です
先週に引き続き、整備のお話で地味〜になってしまい申し訳ありません
整備でのクラッチ交換だけではなく、強化クラッチなどもご相談ください。
輸入車はあまり多くラインアップされていませんが、対応可能な車種もございます
ご興味がある方は一度ボンドショップ浦和へご相談ください
では、板倉でした〜

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