BONDSHOP URAWAの板倉です
前回のブログではPORSCHE 997 GT2RSのご紹介をさせてもらいましたが、今回は991 GT3RSのご紹介です
昨日の大阪店に続きPORSCHEです 笑
おかげさまでBONDSHOPでは、街中であまり見かけることが無いようなお車が入庫頂くことも少なくありません。
このGT3RSもそうそう見かけませんよね
実は私もこのGT3RS以外は見たことありません 笑
今回はサーキット走行後のタイヤの点検と、4輪アライメント調整のご依頼でお預かりさせて頂きました。
まずは、タイヤの点検リフトアップさせます。
サーキット走行後のタイヤですので、大変酷使されておりましたが
特に交換の必要もありませんでしたので、左右の入れ替えのみでOKとなりました。
ちなみにこのお車のタイヤサイズですが、こんな感じです
フロント265/35-20
リア 305/30-21
漢のサイズです
また、ホイールの取付が、センターロックとなっておりまして、専用のレンチで取り外しを行います。
ちなみに、ナットの既定の締め付けトルクは600Nm約59kgfとなります。
通常のホイールボルトの締め付けトルクが、100~150Nmですので、4~6倍の力が必要になります
ですので、それなりの工具も必要になってきます。
800Nmまで締め付け可能な、トルクレンチです。
普通に使うトルクレンチは長さで30~40cmですが、これは1.5mぐらいあります。
念のため、URAWA店では3人で作業します。トルクを掛ける人、トルクレンチのが外れないように押さえる人、車が動き出さないようにブレーキを踏む人です。
体重の軽いメカニックだと、全体重をかけても締まらない事があります。本人が持ち上がってます 笑
そして、更にタイヤの脱着だけなのですが、とっても気を使う部分があります。
ブレーキです。
これはタイヤが外れたところ(見ればわかりますね 笑)
PORSCHEと、PCCBと言う字が書いてあります。
PCCBと言うのはご存知の方も多いかと思いますが、
PorscheCeramicCompositeBrakeの略で
通常ブレーキディスクの部分は鉄でできておりますが、PCCBはその名の通り、セラミックの複合素材となっております。
よく言うカーボンディスクの事です。
で、なぜこの部分に気を使うと言いますと、このディスク衝撃に弱いんです
過去に動画で見たことがあるのですが、かるーくハンマーで叩いただけでパリーンって割れちゃうんです。
なので、ホイールが間違ってディスクにあたってしまったら、割れちゃう可能性があるんです
しかも、このディスク1枚で¥ウン十万します
たかがホイール脱着なんて軽い作業ではありません。
ある意味命がけです
そして、外したホイールの裏側ですが、、、
サーキットで溶けたタイヤがびっちりくっついていました
熱いですね
そして最後にアライメント調整をして、終了です。
が、実はアライメント調整は私じゃなくて、高橋君にお任せしました。
しかも、高橋君の作業を横取りしてのお願いでした 笑
なぜなら、特に理由もないのですが、私板倉はアライメント調整作業をしないまま、今に至ります。
決して、面倒くさいとか、時間がかかるからとかではありません
たまたま、やらないまま来てしまったのです 苦笑
では、板倉でしたー