BOND 1年点検!

浦和店の板倉です

ここ数日、真冬並みの寒さだと知っているのに、それほど防寒対策をせずに出勤してしまい、寒さと闘いながら作業しております。

体調管理に気を付けます。

さて、本日はBOND 1年点検のご紹介です。

自家用乗用車は1年点検と2年点検があります。

いわゆる車検は2年点検に当たります。車検を受けて次回の車検まで2年間ありますが、車検を受けたからと言って次回車検までの性能を保証するものではありませんので、自動車のオーナーさんは日常点検や定期点検を受けなければいけません。

車検以外の点検整備はあまり気にされない方も多いと思いますが、これは道路運送車両法で義務付けられていますので、必ず受けてくださいね

 

では、点検整備の内容を少しですがご紹介させて頂きます。

まずは、お車の外観を確認させて頂きまして、リフトアップします。

今回のお車はPORSCHE BOXSTER(981)です。

1年点検リフトアップ

リフトアップしましたら、サスペンション等の点検のためにタイヤを外します。

この時、タイヤの摩耗やパンクなどしていないかの点検も行います。

デップスゲージ

タイヤの溝の測定です。約7mm問題ありませんね。

もちろん空気圧の点検、調整も行います。

また、タイヤの製造年も確認して、劣化が進んでいるようであれば、溝が残っていたとしても交換をお勧めしています

今回は問題ありませんでしたので、空気圧の調整のみです。

スペアタイヤは981BOXSTERには装備されていませんので省略しますが、装備しているお車はスペアタイヤの空気圧も点検、調整します。

ブレーキパッド残量

タイヤを外しましたら、ブレーキパッドの残量の点検をします。

測定しましてこちらの場合は約8mm残っておりました。

多くの欧州車はブレーキパッドの残量のセンサーが装備されていますので、摩耗が進んだ場合はメーターにメッセージが出ますが、それは交換が必要と言うメッセージですので、点検時に残り何mmと言うのが解れば安心してお乗り頂けることと思います。

ブレーキパッドはディスクを挟む構造ですので、1カ所に2枚使われています。(中には非常に大きなキャリパーなどで4枚使っているお車もありますが)外側と内側で摩耗している量が異なることもありますので、タイヤを外して確認します。

サスペンションアーム

次はサスペンションのアーム類の点検です。

アームの点検はボールジョイントのガタツキやゴムでできたブッシュやブーツ類の劣化を見ます。

また、下回りの組み付けに問題が無いか、各部のボルト、ナットのゆるみが無いか、必要があれば増し締めします。

エンジンやミッション、デフ、ブレーキ等はオイル漏れが無いかも点検します。

ラジエターなどの冷却系統も水の漏れが無いかの点検を行います。

マフラー

マフラーは排気漏れがあってはいけませんので、こちらも点検します。

最近のマフラーはほとんどステンレス製ですので、ほとんど錆びて穴が開いてしまう事はありませんが、まれに、走行中何かに当たってしまったのか、大きく穴が開いてしまっている事もあります。オイル交換

油脂類の交換は走行距離や年数によって交換をします。

エンジンオイルは走行距離に限らず、半年ぐらいを目安に交換をお勧めしています。

今回はお車にこんなメッセージが出ていました。

今すぐ

「オイルサービス 今すぐ」

Porscheのメッセージの訳しかたには、おやおや?と思う事もありますが 笑

まぁそこは置いときまして、今すぐオイル交換しなさいと言う事ですね。

このようなメッセージはテスターを使用してリセットします。

リセット

サービス間隔、、、これもどうかと 笑

 

オイル量は点検用のレベルゲージが無い物が多くなっていますので、メーター上で確認したり、テスターで確認したりと様々です。

Porscheの場合は古くからメーターで確認できるようになっています。

表示の方法はアナログでしたが、空冷の時代もオイル量はメーターで確認できます。

今の車はこんな感じです。

オイルレベル

テスターを使って各ユニットのエラーが残っていないかも点検します。

オートロジック診断

今回はエラーは0でしたが、残っている場合は診断をして必要な処理をします。

症状が出ていなくても、このエラーが入っていたらこの部品を交換しなければダメと言う事もありますし、故障の予防になる事もありますので、テスターでの診断は重要です。

最後にタイヤを取り付けて、そろそろ終わりと思ったら、ホイールのバランスウェイトが外れていた物があり、念のため4輪すべてホイールバランスを調整しました。

ホイールバランス

ホイールを取り付けるハブの部分は錆などでホイールが固着してしまう事があるので、外した際はグリスを塗るようにしています。

これは実際オーナーさんにはあまり関係ないかもしれませんが、私たちが楽に外せるようにグリスアップしています 笑

ハブ グリスアップ

そして、いよいよタイヤを取り付けまして、ホイールボルトも規定トルクで締め付けて、ロードテストをして作業終了です

その後は整備主任者が完成検査をしまして、定期点検記録簿の記載、点検ステッカーの貼り換えまして、1年点検の終了です。

 

弊社を車検や定期点検をご利用になられたお客様、BONDCARSでお車をご購入いただきましたお客様には、車検、1年点検の時期の少し前にご案内のお葉書を出させて頂いておりますので、届きました際にはご連絡お願いします。

最初にも書きましたが、車検だけではなく1年点検も義務ですので、必ず受けてくださいね。

 

では、板倉でしたー

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