オイル漏れいろいろ

浦和店の板倉です

浦和店のメカニックが現在私を含めまして、7.5人います 笑

7.5のうちの0.5と言うのはですね、浦和店のブログにも登場しておりますまとぅーかの事でして、

時にはフロント業務、時には積載車に乗ってどこまでも納車引き取りに、たまに陸運局に行って車検ラインを通したりとオールマイティーなやつです。

まとぅーかはもともとメカニックをやっていたので、自分がやることが無いと、何かやらせろと言ってきます 笑

簡単な作業やサポート的に現場を手伝ってもらう事もあります。

そんなことで、浦和店にはリフトが3基しかないのに7.5人もメカニックが要らないだろ?と思ったか分かりませんが、

わたくし板倉、現在すこーしずつ現場から引き離されつつあります。

現在カウンターに席を移され、現場とフロントを行ったり来たりしています。

見慣れないおっさんがカウンターに座っていたら、たぶん私です 笑

宜しくお願いします。

と、今あまり現場にはいませんよ~、だからあまりネタがありませんよ!と言う言い訳を含みつつブログを書いていきたいと思います。

現場にあまりでない=体を動かさない これ危険なんです。

私過去に他の店舗に在籍していた時の事ですが、浦和店のメカニックから移動になり作業が無い店舗を任されていた時があります。

この時自分のコントロールを何もせずにいたら、みるみるうちに真ん丸になってしまい、レカロのバケットシートに座れなくなってしまったことがあります 笑

何年かして現場に復帰してから、仕事以外にも体を動かすようにして体重を20kg落としました どんだけ楽してたんだ!って話ですけどね 

万が一に備えて東京店の工場長みたいに自転車で通勤した方が良いかもしれないですね

まぁ、私の話はこれぐらいにしまして、メカニックらしいネタにまいります。

こちらBMWのX1のエンジンの画像です。

N46と呼ばれるエンジンです。

E90やE87など幅広く使われているエンジンです。

今回は何の修理かと申しますと、エンジンオイルの漏れ修理です。

N46でオイル漏れと言うとほとんどの場合シリンダーヘッドカバーのパッキンか、シリンダーヘッドの後ろ側についているバキュームポンプになります。

今回はバキュームポンプは問題なさそうでしたが、ヘッドカバーパッキンが劣化によりオイル漏れを起こしておりました。

ヘッドカバーパッキンから漏れだすと、エキマニや触媒にエンジンオイルが垂れてしまう事があります。

ひどい場合は走行中にエンジンルームから煙が出ることがあります。

こうなったら要注意です。エキマニ、触媒は特に高温になりますので、火災になる可能性も0ではありません。

少しでも気になりましたら、早めの点検をご依頼ください!

作業の様子です。

シリンダーヘッドカバーを外します。

外しておいておくだけで汚れたオイルが滴ってきます。

こちらはカバーが外されたエンジン。

みなさまはあまり見ることが無いと思いますが、エンジンの中はこうなっております。

昔のエンジンに比べるとかなり複雑です。

パッキンが触れる部分はきれいに掃除します。

異物があるとそれだけで漏れの原因になりかねませんからね。

この画像のエンジンは綺麗な方ですが、エンジンオイル交換をあまりしないエンジンだとスラッジがてんこ盛りになる事もあります。

過去にはこんなひどい状態のエンジンもありました

どろっどろでもう手の打ち所がありませんでした、、、

みなさまにおかれましては、この様な事にならないように適正なオイル交換をお願いします。

また、オイル交換を怠っているとエンジンオイル漏れの原因の1つにもなります。

聞いた事があるかもしれませんが、エンジンオイルは酸化をします。

酸化したエンジンオイルは何に悪いかと言いますと、エンジンの潤滑性能が落ちるのは当然ですが、

ゴムのオイルシールやパッキンを硬化させてしますのです

ゴムが硬くなるとどうなるかと言いますと、弾力が無くなって今まで隙間を埋めていいたところが、今度は隙間を作ってしまう結果になります。

当然オイル漏れを起こします。

ですので、距離を乗らなくてもエンジンオイルの交換は必要になります。

最低でも半年に一度は交換した方が安心です。

また、最近増えてきているディーゼルエンジンですが、こちらもエンジンオイルには注意して頂きたいです。

適当にエンジンオイル選びをしてしまいますと、スラッジがエンジン内部の目詰まりを起こしてしまい、最悪の場合焼き付いてしまう事も考えられます。

ディーゼルエンジンのオーナー様は気を付けてくださいね。

 

次はエンジンオイルではないけど、エンジンに関する部品のオイル漏れ。

お車はAUDI A6

ご覧のように明らかに何かが漏れていた跡があります。

これはエンジンを支えているエンジンマウントです。

画像では隠れていますが、これもゴムでできたパーツです。

ゴムの塊の中にオイルが入っていまして、振動を吸収する構造になっております。

こちらもやはりゴムですので徐々に劣化してしまして、亀裂が入ってきてオイルが漏れてしまうのです。

ここまで来ると明らかにエンジンの振動が車体に伝わってきます。

運転していてブルブルし始めたら、すでにこのような状態化もしれませんよ。

気になったら点検のご依頼お願いします。

エンジンマウント交換で快適なドライブを取り戻せるかもしれませんよ!

 

では本日はこの辺で!

板倉でしたー

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