浦和店の板倉です
昨日1月31日は皆既月食と言う事で、しばーらく使ってなかったカメラとレンズを引っ張り出してきまして、更に全く使っていなかった三脚も持ち出しまして、写真をほぼカメラ任せで1枚(実際には何十枚 笑) 撮った画像をスマホで加工。
ちなみにスーパー ブルー ブラッド ムーンって言って珍しい現象らしいです
そして本日2月1日ですが、わたくし1999年の2月1日に入社しております。まだ、20世紀ですね 笑
長いように感じますが、めったに見る事の出来ないような車に触れられたり、お話しするのも恐縮してしまうようなお客様と出会えたりと
毎日のように刺激を貰っていますので、結構あっという間だったと思います
しかし、私なんかまだまだです。なんと、今の社長が生まれる前から働いている大大大先輩が今なお現場で働いております
敬服します。
で、そんな年寄りどもの話はよいとして、今回ご紹介するのは、取り付けてしまうと全く見えなくなってしまうけど、効果は絶大のアイテムです。
リジカラです。
このワッシャーみたいなの何?っていう方いらっしゃるかと思いますので、簡単に説明いたしますと、
下の図を見て頂きますと、ボディーとサブフレームを太いボルトで固定しているのですが、
ボディー側、サブフレーム側共にボルトとの隙間が出来ています。
この隙間があると何が問題なのかと言いますと、簡単に言うとボディーとサブフレームが微妙にずれるのです。
そうするとボディー剛性に影響が出てきます。
ではリジカラは何をするのですか!?
ハサミます!
リジカラ側から申しますと、ハサマリます!笑
この様に隙間にハサマル事によって、ボルトとの隙間を埋めて、ボディーとサブフレームを一体化するような効果が生まれます!
と言う事は先ほど説明した、ズレが生じなくなると言う原理です。
ボディー剛性が上がると、何が良いのですか?と疑問が生まれると思います。
剛性が上がると、ボディー側のゆがみやズレが少なくなるので、サスペンションがより動くようになり、本来のサスペンションの働きをしてくれます。
結果的にコーナリング性能が上がります。
更に敏感な方はボディーがカッチリしたことに気が付くと思います。
車によりますが、運転していてとても気持ちよく走ることができるようになるんです。
楽しくなっちゃいますね
では、今回はそのリジカラを取り付けて行きます。
お車は、BMW M235i
もう走りの予感がビンビンですね
まずは下回りをのぞいてみます。
フロントアクスルです。
えーっと、ごめんなさい。
この画像だと取り付ける場所が、はっきり説明できません
フロントアクスルには左右に3カ所ずつで合計6カ所にリジカラを取り付けます。
ボディーとサブフレームの間と、ボルトとサブフレームの間にも取り付けますので、1カ所に付き2枚のリジカラをハサミます。
ちなみに画像はアンダーカバーが外れていますが、アンダーカバーのネジがこんなにあります。
余談でした。
ボディーとサブフレームの間にリジカラをハサムと言う事は、一度切り離さなければなりません。
当然ですが、ボルトを外してしまうと、落ちてきてしまいますので、ミッションジャッキを使って支えます。
ボルトを慎重に緩めて行きまして、リジカラが入るぐらいの隙間を作ってハサミます。
しかし、もともと位置決め用の突起がある車種が多く、普通にリジカラを入れようとすると、隙間を大きく開けないと出来ない車種もあります。
そうすると、作業効率があまり良くありません。
そこでリジカラさんも考えてくれました。
これを、
割ります。
これを隙間から入れ込めば作業は簡単に行きます。
真ん中に見える輝いているのがリジカラです。
リジカラを取り付ける際は、付属のリジカラグリスを塗布します。
これによりいわゆるガジリと言って、ボルトやフレームに癒着してしまう事を防ぎます。
次はリア側です。
作業方法は同様にフレームを少し降ろして作業します。
そして、最後にボルトを規定トルクで締め付けて作業終了です。
しかし、一度はボディーとサブフレームを切り離しておりますので、気になるのがアライメントですよね
もちろんばっちりアライメント調整をしまして、無事ご納車です。
ちなみに今回アライメント調整は酒井君にお任せしました 笑
酒井君お疲れ様でした!
では板倉でしたー