BONDTOKYO板倉です
緊急事態宣言も明けたので先日秩父に日帰り観光に行ってきました。
私の住んでいるさいたま市から2時間半かけて三峰神社まで行き、そこから秩父市街まで戻り食事。
秩父駅から少し歩いたところにある「パリー食堂」というところに行ってきました。(2回目です)
建物は昭和2年に建てられており、登録有形文化財に指定されていて、とてもレトロな雰囲気のお店でした。
もし秩父に行かれることがあったらお立ち寄りください。
さて、本日はベンツの水回り修理です。1台はG63AMGもう一台はW212E250です。
ではG63から。
ちなみに先代のG63です。
今回は車検整備のご依頼で水漏れもしているという事でさっそく点検。
エンジンルームを覗いてみると、すぐに水漏れの痕跡があり、ちょっと触ってみるとパキッとパイプが折れてしまいました
黒くアールを描いているのがそのパイプです。
どこについていたのかと言いますと
見えにくいのでアップにします。
ウォーターポンプ付近のパイプです。
折れちゃってますね。
触ったからなんですけど、、、
エンジン側です。
経年劣化ですね。
決して私が触ったからではないですよ!
外すとこんな感じです。
でさっそくパーツを取り寄せまして、交換です。
交換後はクーラントを補充して、加圧テストをしてほかに漏れがないことを確認、試運転で水温に異常が出ないかを確認して終了です。
無いとは思いますが水漏れの後かな?と思っても触らないほうが良いかと思います。(今回思いました、、、)
では、もう一台。
Eクラスです。
こちらは走行中にエンジンチェックランプが点灯。
走行に全く支障はないですが、テスターでエラーチェックしてみると、水温の上昇が遅いとエラーが残っていました。
なんとなく、水温が上がるのが遅いって悪いことでもなさそうですけど、エンジンは温感時に最高の性能が出るようになっていますので、エンジンはなるべく早く温まるようになっています。
例えば、冷却水ですがエンジンの冷間時にはラジエターの水は循環していません。
エンジンとラジエターの間にサーモスタットいう弁がありまして、設定した温度まで水温が上がらないとそれが開かないのです。
大体90度ぐらいで開くようになっていると思います。
で今回は水温上昇が遅いという事なので、おそらくサーモスタットが開きっぱなしなんだろうと思い、ばらして点検です。
サーモスタットは写真の上のほうに太いゴムホースが刺さってる先にあります。
ホースを抜いて、サーモスタットハウジングを外します。
最近のエンジンは大体サーモスタットハウジングごとの交換になります。
外したサーモスタットは↓
新品は
外したほうはスプリングの上の部分に隙間ができています、これが開きっぱなしの状態です。
新品は閉じていますよね。
左が外したもので右が新品
高さに違いがあります。
たったこれだけでエンジンチェックランプが点灯してしまいます。
エンジンの水温が低いと燃焼効率の低下などが起こり燃費に影響します。
外さないと分からない事なのですが、エンジンチェックランプが点灯しているけど走るからそのままっていうのはあまり良くありません。
理由があって点灯しているのですぐに点検を依頼してください。
車検もエンジンチェックランプが点灯しているとNGです!
では板倉でしたー
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パリー食堂ではオムライスを頂きました。