BONDTOKYO板倉です
最近原因不明の首の痛みに悩まされております。
おそらく枕が原因だと思っているのですが、ボルタレンで痛みをごまかしてます、根本的な治療にならない事はわかってるんですけどね、やっぱり専門家に診てもらうことにします。
専門家つながりで私は自動車整備の専門家です。
自動車整備といっても、エンジン、ミッション、足回り、電装品、車体などいろいろジャンルが分かれるわけですが、タイヤも大変重要な整備項目に当たります。
タイヤの溝が1.6㎜以下だと車検不適合です。
じゃあ1.6㎜あれば大丈夫なのかというとそんなことありません。
下の画像を見てもらうとタイヤの内側(画像でいうと左側)の溝がありません。
車高を下げていると足回りの構造からほとんどの車はキャンバーが寝てしまいます。
キャンバーというのはタイヤの角度の一つで正面もしくは後方から車をみてタイヤの角度がㇵの字になっているのが一般的です。
そのためタイヤは内側が減りやすいのです。(例外もあります。)
ボンドショップの場合車高を下げる事が多いので、このようにタイヤの内側が減ってしまっているケースはよく見かけます。
ひどい場合は上の画像のようにバースト寸前ということもあります。
タイヤの溝は比較的簡単に確認できますが、このように一番内側だけ減ってしまっている場合は、意識してみないと普段は分からないと思います。
続きましては下の画像。
タイヤの側面 サイドウォールと言います。
画像を見ると一部膨らんで見えるところがあると思います。
これはセパレーションと言って、タイヤの内部の構成部品が損傷してしまい(タイヤはゴムだけでできているわけではありません)ゴムの部分に負担がかかり風船のように膨らんでしまっている状態です。
タイヤの内部は金属のワイヤーやカーカスと言われる繊維があります。そこが何らかの原因で切れてしまうとその部分だけゴムだけで形状を維持し用としているので、空気圧の力で膨らんでしまいます。
この場合は即交換です。執行猶予はありません!
次は異物による損傷です。
上の画像を見ると、タイヤのショルダー部分に金属が刺さっています。
タイヤのこの部分はかなり重要な部分ですので、これでエア漏れがないとしても交換を強くお勧めします。
抜いてみると金属の破片が刺さっていました。
続いてはよくある釘やネジによる損傷です。
エア漏れはないようですが、ネジを抜いて長さをみて、長めの場合は修理してしまう事もあります。
リムガードが葉損しています。このぐらいだったら走行可能と判断します。
この場合ホイールのダメージも確認します。
ホイール自体の曲がりやゆがみひび割れなどを点検します。
下の画像は普通に摩耗しています。
これでも車検は通りますが、危険です。
交換を強く推奨します。
最後は釘です。
先ほどのネジの場合と違って、頭の部分がとれて埋没してます。
石鹸水をかけると少しずつエア漏れしているのがわかります。
抜いてみると細い釘です。
修理してエア漏れは無くなりました。
パンク修理ですが、必ず直る訳ではありません。
開いてしまった穴の大きさや角度、場所によっては修理出来ない事もあります。
また修理後しばらくは大丈夫でも、また漏れてくる場合もあります。
ですのでパンク修理は効果の高い応急処置ぐらいで考えてください。
最近はタイヤの空気圧が減ると警告が出る車も多いのでわかりやすいですが、そうでない車もあります。
よく言われますが月に1度はエアチェック。大事だと思います。
ゴールデンウィーク来るまでお出掛けの予定がある方は要チェックですよ!
では板倉でしたー
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