久しぶりのDr.サトー。

こんばんはDr.サトー診療所の万年助手の内山です
このシリーズ久しぶり過ぎてどんなノリか完全に忘れおりますので探り探りいきます!笑
本日の患者さんはこちら。
TECHART MAGNUMさん(PORSCHE 958 Cayenne Turbo)4歳です
マグナム
いつ見ても圧巻のスタイル!!
それなのに・・・
それなのに・・・
メーター内に、「チェッククーラントレベル!」というアナウンス。
要するに冷却水の量を点検してくれ!との事です。
そんな時の主治医は勿論・・・
Dr.サトー医院長の登場で御座います!
という訳で早速エンジンルームを点検(問診)していきます。
V8
エンジンルームを開けてまず目に飛び込んできたのが、
カバー
エンジンルームのカバーに何かが飛び散った跡を発見
これは間違いなく・・・
いつものところや
やっぱり原因はサーモスタットハウジングのホースの付け根からの水漏れを発見
新品の部品をすぐに取り寄せ、交換作業スタートです
しかしこのサーモスタットハウジング。交換がまぁ大変なんです
Dr.サトー
ですがうちのDr.サトーはめげません!!
どんな困難な作業にもかかんに挑みます
インマニ取り外し
奮闘する事数時間。
ようやくインテークマニホールドを下してサーモスタットハウジングとご対面
ってこの写真では既にサーモスタットハウジングは外れております(笑)
助手がかけつけるも摘出の瞬間に間に合わず
とりあえず無事摘出したサーモスタットハウジングとこの後交換する新品部品がこちら!
サーモスタットハウジング
左が外した部品で右が交換する部品です。
そして今回水漏れの原因となってしまったのがこちら↓↓
ホース
え〜っと。
すっぽ抜けちゃってます
実はここのホースが抜けて水漏れが起きてしまうケース。
よくある話なんです
今まで何台もこのサーモスタットハウジングを交換してきました(笑)
だってですよ?
ハウジング本体にホースが刺さって接着されているだけです。
接着?って話です。
冷却水ってエンジンの中やラジエターの中で結構な圧力で駆け回ってるのに・・・
接着は無いと思います!!
この部品を作った人に言いたい。
「もっと頑丈に作って頂きたい!!!」
ここから組み付けに入って行く訳なのですが、新品の部品を組んでもまた漏れない?
なんて思われた方。
ご安心下さい!
今は対策品が出ております
早速比較してみましょう♪♪
サーモスタットハウジング交換
こちらが交換前のホースが抜けてしまった状態の部品。
対策品
交換する部品がこちら!!
よーく見てみて下さい。
ホースの付け根が、ボルト止めに変更になっております
そりゃそうだ。
嫌、最初からそうするべきだ。
どう見ても新しい部品の方が頑丈そうです!!!
きっと設計した人も気が付いたんでしょうね。
「こりゃやばい!」
なんて思った事でしょう・・・
しかし今回の修理内容はターボだけにかかわらず、V8エンジン全般に多くみられます。
最近やたらクーラントの警告灯が点いたり、エンジンルームから変な臭いがしてきたら
早めの点検をオススメ致します
それではまた逢う日まで

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