Techart

Techart 911 Turbo Cabriolet × HRE Wheels

TECHARTと彩る、唯一無二のコンプリートスタイル。

幾多のカスタムが存在する中で、ここまで完成された911がどれだけあるだろうか。
人気で歴史も長いモデルだからこそパーツはごまんとある。
ライトなペイントカスタムからタイムアップを目指すチューニングパーツはもちろんのこと、エアロパーツ、ホイール—。
あげればキリがない。だがしかし内外装とエンジンまで妥協なく、オーナーのこだわり通りにシルエットと機能美を両立させられている車両は少ないのではないだろうか。
それを実現させてくれるのがドイツ老舗ポルシェチューナー、Techartだ。

見えないところこそ、抜かりなく。

Techartのエアロパーツをフルで装着していることは説明不要だと思うが、所々カーボンの仕様を選択。
さらに樹脂パーツをシボ取りし&グロスブラックで仕上げることで、カーボンの質感を最大限に引き出している。
しかしそれらだけにとどまらず、ナンバーベース、ウォッシャーノズル、ドアミラーベースに至るまで、全てをボディ同色でペイント。
エンブレムは”PORSCHE”から”TECHART”へと換装し、ブランドとしてのアイデンティティを再定義。
「言われないと気づかない」美しさにこそ、深みがある。

テールまわりは大型のリアスポイラーIIを選択。一番面積の大きいカーボンパーツというのもあってより印象的だ。リアディフューザーやテールパイプ、エアインテークカバーといった細かいパーツもすべてドライカーボン製。
赤みを抑えたスモークレンズとの相性も抜群で、テールエンドはクローム仕上げを敢えて選択。
見せる、魅せる、魅了する――。そのすべてを叶えるリアビューに仕上がっている。

足元には、HRE 522 3Piece 21inchをインストール。
一見シンプルな5本スポークに見えて、実はねじれたような立体的なデザイン。
997ターボの純正ホイールのデザインを彷彿とさせるクラシック×モダンの絶妙なバランスを持つモデルだ。
リムの深さも圧巻。フロント2インチ、リア3インチの“魅せリム”仕様。
キャリパーロゴもTechartに変更され、細部にまで統一感が宿る。

内装まででやってこそ真のコンプリートカー

予定外だった内装カスタムも、最終的にはこのクルマの“核”になった。
“クラシックに仕立てたい”というオーナーの意思もあり、本国に送り仕立て直されたシートや内張りは、赤×黒のタータン柄。
これはポルシェとピエヒ一族のファーストレディ、ルイーゼ・ピエヒへの誕生日プレゼントとして製作されたターボエンジンが初めて搭載された公道用911ターボの「第1号」、1974年の911の内装から着想を得たものだ。
ただダッシュボード下部はファブリックを使用せず、純正の赤いレザーをそのまま使用し、あえてドアハンドル下部でこの印象的なファブリックを切ることによって、行き過ぎたうるささを抑えている。
930の内装と現代の内装は比べ物にならないくらい立体的で作り込んだためになっているため、何でもかんでも真似して針開ければいいというものでは無いのだ。
ヘッドレストやアームレストにはTechartのロゴを刺繍で刻み、ディテールへのこだわりを演出。
ステアリングは上下カーボン、赤のセンターライン、パンチングレザーの奥にのぞく赤。
遊び心と上質感を絶妙なバランスで融合させている。
バイザーの蓋までレザー張り。これぞ、本物の“トータルコーディネート”だ。

最後にコンピューターチューニングで、機能面も抜かりなし。
一台のポルシェとして、いや、一台の作品としてここまで手の入った911は、そう多くは存在しない。
「カッコいい」だけでは語れない、オーナーと職人の情熱が宿る一台。
それが、この991.2 Turbo Cabrioletなのだ。

Techart Taycan 4S

メーカーとして

テックアートはドイツから自動車製造者識別番号の発給を受けており、その立ち位置は自動車メーカーと同じだ。日本においてもコンプリートカーを手に入れる環境は整っている。

テックアート・タイカン4Sは、純正デザインをそっと引き立てるようなボディパーツとオリジナルホイール程度しか変更されていない。しかし、風洞実験施設を駆使して生まれるボディパーツは、そのどれも空力的に理にかなったものだ。
そんな控え目なボディパーツは、純正の性能をスポイルすることは絶対にあり得ないことを象徴している。この老舗チューナーは、内燃機関の行く末を案じながらも、そこに悲観することなど一切なく、今ではBEVの魅力を引き立たせることにも注力している。

改造=見た目だけではない

極限まで造形を研ぎ澄ましたかのような、5つのツインスポークが美しい鍛造ホイール「フォーミュラVI」のサイズは前後とも22インチ。ベースから最上級グレードのターボSまで装着可能となっている。
“テクニック”と“アート”を融合させる意味でのテックアート。機能一辺倒ではなく、かといって表層だけのドレスアップでもない。その双方を融合させるのに長けているのがテックアートだとすれば、それは決して内燃機関だけではなくBEVでも実現可能であることを、彼らはタイカンのプログラムで証明している。