Ferrari F8 Spider × HRE Wheels

ただ単に赤いフェラーリではない

フェラーリ定番のボディカラー、ロッソコルサ。
都内なら見ることも少なくない赤いフェラーリだが、ホイール、そして内装とのバランスを見た瞬間、只者では無いことがわかる。それもそのはず、フランク内のプレートには所狭しと選択されたオプションが記載されている。七宝焼に内外装のカーボンパーツはもちろん、レーシングシート、カーボンステアなど主要のオプションは当然といったところか。

同じ赤でもアルカンターラの赤い内装はレザーに比べ光沢がなく光を吸収するためワントーン明るみが落ち、外装のロッソコルサととても良く調和できている。通常全てアルカンターラだとレーシーすぎたり、物足りなさが出てしまう内装だが、そこにフェラーリらしい色気のある空間に一役買っているのは白いステッチや外側に白いラインと中央にはトリコロールのストライプが入ったレーシングシート。これらを全て含めたオプション金額は1000万にも及ぶ。

そんな特別な車両には

今回、そんな”ザ・フェラーリ”な仕様のF8 Spiderに履かせたホイールは鍛造ホイールの老舗、HRE wheelsのClassic 305。その名の通りClassicなフェラーリにClassicなホイールを持ってきた。クラシカルブームでディッシュホイールなど世界のホイールマーケットが加熱するこの頃、実は定番の5本スポークも増えてきている。奇抜なデザインなホイールと違って変えられる箇所も少ないただの5本スポークだからこそ選択が難しい。その最新の車に合うホイールはF40のホイールに取り入れたハヤシレーシングの5本スポークにルーツを持ち、流行に左右されないHREだからこそ実現できる。新車オーダー時のスペック、時代を超越した5スポーク、一過性ではない何年経ってもかっこいいスタイルというものが確立している完璧な一台と言えるだろう。

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