AMG GT究極のモデル
F1セーフティカーにも採用されているAMG GT究極サーキットモデル「ブラックシリーズ」。
そんなセーフティカーにも負けないド派手なボディカラーを身に纏ったこのモデルは「Project One Edition」。1000馬力越えのハイパースポーツカー「AMG One」を発注したVIP顧客のみに購入の権限が与えられたスペシャルモデルだ。
今主流のホイールの履き方
今、最も注目され勢いに乗っているMV Forgedは今年、世界三大カスタムカーショーの「SEMAショー」にも前後異デザインホイールを装着したデモカーを複数台出展するなどし、注目を集めた。
F1やルマン、ラリーカーなどモータースポーツの歴史に名を残したレーシングカーを彷彿させる前後異デザインの履き方はとてもレーシー、且つクラシカルな印象を与える。
そのトレンドを取り入れた車両を製作するためにまずフロントには、PS-30FRというデザインをチョイスした。
今主流になりつつあるエアロディスクの進化系のようなデザインとなっている。
一件1pcのようなデザインだが、あえて3pcをチョイスすることによって更なる立体感を演出している。この外周のダクトは回転方向の有無が選択可能。
そして純正ホイール外周に入っていたペトロナスグリーンの差し色は、立体的に削られたセンターキャップ内側に変更し、純正ライクなイメージも忘れてはいない。
こうなるとリアにどのようなデザインのホイール持って来れば難しいところだが、我々がチョイスしたのはよりシンプルなMV30。
MV30の派生系がフロントのPS-30FRといったところか。
欲張り過ぎない重要さ
むやみやたらに前後異デザインのホイールを履かせればいいというわけではない。
P One Editionの最大の特徴とも言えるボディカラーは、グラデーションでシルバーから徐々にソリッドブラックに変化していきつつ大量のスリーポインテッドスターが現れ、リアホイールあたりで一番大きくなり、そしてまた後ろにいくにつれて小さくなり消えていく。
むしろ物足りなさを感じてしまいそうなフロントに複雑なデザインのホイールを使用し、リアにはあえてシンプルなデザインを選択する構図は数々の世界中のカスタムトレンドを目の当たりにし、経験がないと成立できない技である。