Makers

Techart Taycan 4S

メーカーとして

テックアートはドイツから自動車製造者識別番号の発給を受けており、その立ち位置は自動車メーカーと同じだ。日本においてもコンプリートカーを手に入れる環境は整っている。

テックアート・タイカン4Sは、純正デザインをそっと引き立てるようなボディパーツとオリジナルホイール程度しか変更されていない。しかし、風洞実験施設を駆使して生まれるボディパーツは、そのどれも空力的に理にかなったものだ。
そんな控え目なボディパーツは、純正の性能をスポイルすることは絶対にあり得ないことを象徴している。この老舗チューナーは、内燃機関の行く末を案じながらも、そこに悲観することなど一切なく、今ではBEVの魅力を引き立たせることにも注力している。

改造=見た目だけではない

極限まで造形を研ぎ澄ましたかのような、5つのツインスポークが美しい鍛造ホイール「フォーミュラVI」のサイズは前後とも22インチ。ベースから最上級グレードのターボSまで装着可能となっている。
“テクニック”と“アート”を融合させる意味でのテックアート。機能一辺倒ではなく、かといって表層だけのドレスアップでもない。その双方を融合させるのに長けているのがテックアートだとすれば、それは決して内燃機関だけではなくBEVでも実現可能であることを、彼らはタイカンのプログラムで証明している。

Mansory Phantom 8

最高級車のための最高級エアロ

全長5990mmの堂々たるボディを包み込むボディキットは、同じくマンソリーが手がけるカリナン用ボディキットに比べて、パーツ点数は少ない。しかしこれは世界中の顧客を相手にしている同社がそれぞれのパーツの必要性を理解し、無闇にパーツを開発しているわけではないことの裏付けとも言える。

伝統的な純正のパルテノン神殿をモチーフにしたグリルを、バンパー下部まで伸ばしたデザインはもちろん健在。ロングホイールベースだと特に平滑に見えてしまうサイドには、垂直に伸びた大型のダクト付きのフェンダーを採用し、前後バンパーに負けない統一感を演出している。
すべてのパーツを塗装して組むだけでも、ある程度のトータルコーディネイトができてしまうのもマンソリーだからこそなせる技。しかしこちらの車両は、交換されたフェンダーに純正と同じカラー、質感でコーチラインを再現したりと、細部への処理も抜かりない。一見純正に感じてしまうこういった作業のひとつひとつが、全体の一体感をさらに高めているのだ。

組み合わせるホイールは、24インチのマルチスポーク「FS.23」。2.5tオーバーのボディを支えるのにぴったりのデザインだ。

世界中のセレブに愛されて

有名ラッパーのドレイクは、過去に所有したロールス・ロイスをほぼすべてマンソリーのボディキットで固めている。また最近では、ファッションデザイナーのフィリップ・プレインやクロムハーツとのコラボレーション、キム・カーダシアンもランボルギーニ・ウルスをベースとした自身のVenatusを公開するなど、世界のセレブリティのなかでもマンソリーはお墨付きを得ている。

Mansory Cullinan × AG Luxury Wheels

高級車の極み

インペリアル・ジェイドの唯一無二のボディカラーに纏うエアロパーツはマンソリー製のボディキット。すべてがドライカーボン製なのはもちろん、マンソリー伝統にもなりつつある、純正のパルテノン神殿をモチーフにしたグリルをバンパーまで伸ばしたデザインは、その異様な空気感がより一層強調されている。
ここまで車体が大きいと、ボンネットやフェンダーといった大物パーツに目を奪われがちだが、その雰囲気に負けないようにリヤバンパートリムやDピラーパネルといった細かいパーツも取り付けられ、360°どこから見ても普通のカリナンではないことは一目瞭然。そこは長年多くのメーカーのパーツを開発しているチューナーだけのことはある。

ヨーロピアンチューナー×アメリカ製鍛造ホイールの融合

そんなボディを飾る足周りは、西海岸の雰囲気が全開なアメリカ製鍛造ホイール「AG Luxury AGL73」。今流行りのディッシュタイプのホイールをポリッシュで仕上げ、ヨーロピアンチューナー×アメリカ製鍛造ホイールという片方だけでは実現できないオーラを実現。マンソリー製のボディキットだからこそできるこの24インチとの組み合わせはアンバランスさを感じさせない、まさに完璧な仕様といえる。