こんばんは、火曜日の小出、ブログはじめます。
ブログを始めて早3週目慣れてきていただけてますでしょうか?
読み返すと写真が少ないなぁと思いますので、もう少し写真を増やしていきます。
それでは先週の続きスタートします。今日はかなりコアですよ。
先週からステップを踏みながら板金塗装を説明させていただいていまして、お約束ですと今日は塗装工程を読んで頂くはずでしたが…
が、しかし大事な工程をとばしてしまっていました。
そうです。調色です。塗るにしても塗料がなければ。というこどで、急遽予定変更で本日は調色編ということにさせていただきます。長くなりそうなので週またぎ二週でやりたいなぁ…
はて、調色とは…
僕が思うに簡単に言えば、塗る車の色に限りなく近い色を作るということだと思っています。
しかし、これは同じ鉄板をボカして塗る時(もしくはボカさないで単品で隣のパネルに合わせて塗る時)のお話。
バンパーやウイングなど、ボディと角度が違ってつくような物は取り付けた際、色の見え方が違って見えたりしますので、見え方で調色したりもします。
まず、ボンドボディではスタンドックス社製の自動車塗料を使用しております。外車を取り扱う機会が多いため外資系の塗料の方が調色しやすい利点があります。
この約80色の原色を混ぜて塗る車の色を作るんですねぇ。しかしながら何も1から調色するのは(出来ない事は無いとは思いますが)シンドイ。
あるんです大まかなデータは。車にはカラーコードというのがあります。ボンネット裏だったり、エンジンルーム、ピラーの内側などなどに書いてあります。…大体は。
(たまに限定色やオリジナル色などもありますが…)
では、今日はとりあえず、データで色を作る調色の前段階までお話ししましょう。
例えば、メルセデスにカラーコード197という色があります。カラーネームはオブシディアンブラック。
この197というカラーコードをスタンドックスのデータで見てみると…
まだまだあったのでゆうに30種以上ありますね。
それだけ同じカラーコードでも、現車一台一台、色はまちまちって事です。
まぁ、それはそうです、同じ色の車なんて厳密にいえばないんでしょうから。
気をとりなおし一個データを開いてみます。
こんな感じです。1リットルのネタを作るのにこんだけの種類の塗料が細かく入っているんです。
これの通り塗料を作ってみるとこんな感じです。
お客様名と車の名前を記入してとりあえずこれで調色の下準備は終了です。
では来週やっとここから調色です。
それではサヨウナラ。