こんな時期に北京に帰ってきましたぁ~

皆様、こんばんは。

さてさて、2回目のブログ更新ですが、もう少し面白いネタをお届けできたらなぁと思ったりもしますが、今直面していることはそれどころではないですね。なぜなら、中国は新型肺炎の問題で大変な事態に追い込まれてます。国難というか。日本も感染者数が増える一方で、心配しているところです。皆様もくれぐれ気を付けてください。

実は僕が、この春節、会社休みの関係でずっと日本で家族とお過ごしました。当初は2月3日に北京に帰ってくる予定でしたが、帰りの便がキャンセルされたり、政府が休日を延長したり、二転三転、ドタバタしました。

今の時期はさすがに中国に来ないですよね。躊躇もしましたが、最終的に今日、2月19日に帰ってきました。なぜ帰ってくるかといいますと、北京支店はなかなかスタートしないからです。こういう時期の営業再開も政府の認可が必要です。また田舎の村の社員が村を出るのに、会社の証明書も必要。税務申告の締め切りも控えて、などなどあります。また、北京市政府が新しい通知が出されて、2月14日より北京に入る人員は一律14日の自宅待機を命じられてます。まいりましたね。帰ってきてもすぐ仕事できずに家で待機するしかありません。まぁ、仕方なく、早く帰ってきて、14日を乗り切って、少しでも早く営業再開を果たしたいです。

そんな思いで、北京支店スタッフ及びお客さんのマスク、自分の数日の食料を三つのスーツケースで、重くって重くって、羽田空港へ。

ガラガラの飛行機ですが、全員マスク、防護メガネも多数です。梁も防護メガネ、マスクを着用して、食事、水、トイレ一切我慢して、映画も見ないまま(モニターの操作も嫌がるから)、ひたすら我慢して北京に帰ってきました。

着いたとたん、後悔し始めました。見てください。一般乗客のこの防護服姿。物々しい雰囲気。普段あのにぎやかな首都空港はどこにいったのかしら。世界でNo.2の利用者数を誇るハブ空港なのに。経済活動も当分できないだろうと率直な感想です。

来たからには、逃げるわけにはいかないので、空港から荷物のまま、タクシー、DiDi(中国版Uber)もちろんほぼなく、義理のお父さんが空港の駐車場で待ってくれて、一緒に直接会社に来ました。今来ないと、14日以内に来られないからです。

オフィスビル街なので、アリババ北京本社の所在地、地下鉄15線と直接繋がってる利便性、普段この時間帯ですと、外は人ごみだらけです。今は歩く人の姿もなく、ゴーストタウンそのもの。孤独感というか、無力感というか、このままだとこの国はどうなってしまうんだろう、一般庶民の生活はどうなってしまうだろう、会社はどうなってしまうんだろう、なんだか複雑な思いで、涙が出そうな思いでいっぱいです。このように、この国の隅々まで影響を及んで、損失は計りきれないものですね。本当に本当に早く終わってほしいです。

急いで緊要を処理したら、もう夜七時半ぐらいです。その足で会社近所のスーパーに来て、大手スーパーはさすがに営業してますが、営業時間は普段の夜10時までを8時まで短縮してます、事前に調べてなく、間に合ってよかったぁ~。スーパーの供給は普段と変わることなく、レストラン行けない分、買い物客も少なくなく、もちろん全員マスク、保護メガネ、買い物のかごも素手で取らず、ビニール手袋で、人と人の距離は必ず1メートル以上という厳重体制、ここまでくると、人と人の不信感は極力まで膨らんでますね。まぁまぁ、理解はできますけど。現在農家たちの農作物が出荷できない一方、このスーパーの値段はかなり上がってます。普段買ってるリンゴ、1パックは30元か35元で済むなのに、今は80元になってます。まぁ、仕方なく、野菜、果物をできるだけの分を買いました。

い~やぁ、この一日は逃亡生活みたいな感じになってしまいましたね。

疲れたぁ、皆様、おやすみなさい。梁は北京よりでした。

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