BOND SHOP URAWAの板倉です
メカニックブログもスタートしてから3週間弱経ちましたが、いかがでしょうか?
この作業で、こんなに車バラバラにするの!?とか、結構力ずくなんだね~とか、いろいろご意見あるかと思いますが、
作業中よくお客様に言われるのが、「これ元に戻るの?」の一言です。
確かに、自分でもよくここまでバラしたなぁと思うこともありますが、安心してください、今まで戻らなかった事は一度もありません! 笑
当たり前ですね。。
さて本日ご紹介させて頂きます作業も、意外に見たことが無い方が多いのではないのでしょうか。
タイトル通り「タイヤ交換」です。
そして、今日のブログは長いです
私も実はBONDに入社するまで、知りませんでした。(ちなみに私が入社した時は、BONDではなくホソカワタイヤでした)
入社後最初の作業が、やったこともないタイヤ交換。しかも19インチ!当時はこのサイズでも結構大口径でして、かなりハードルの高い作業でした。
そんなスパルタ教育の結果、今では何インチのタイヤでも、怖くありません!ただし、タイヤチェンジャーが24インチまでしか対応できませんので、それ以上は出来ませんので、悪しからずご了承ください。
前置きが長くなりましたが、作業風景?をご紹介させてもらいます。
まずは当たり前ですが、車両からタイヤホイールを外します。
タイヤのエアバルブを外して、エアーを抜きます。
そして、タイヤチェンジャーの出番です。
タイヤとホイールの取り付け部分に、タイヤチェンジャーのビードブレーカーと言う機能でタイヤを力ずくでホイールから外します。
これを私たちは「ビードを落とす」と言ってます。
これは表と裏、両側「落とします」
ビードを落とすと、タイヤとホイールに隙間が出来ますので、タイヤチェンジャーに取付できるようになります。
この4つの爪でガッチリホイールを押さえます!
ちなみに浦和のタイヤチェンジャーは先週新調したばかりの、最新モデルとなっております。
本当は全自動に近い物もあるのですが、個人的に作業がつまらなくなると言う理由で、このタイヤチェンジャーにしました 笑
ガッチリ押さえましたら、タイヤチェンジャーにあるいろんなアームをセットします。
で、今回のタイヤチェンジャーは次の機能が目玉!!
タイヤが、少しずつめくりあげられているのがお分かりでしょうか?
今まではこの作業を人力でやってたんです。今回のタイヤは245/30-20と言う偏平タイヤで、このぐらいになると相当なパワープレイになりまして、
この時期はもう汗だくです 。
これを指先だけで操作できるので、ものすごく楽になったと同時に、安全に作業することができるようになりました。
タイヤ交換は意外に危険が伴う作業がありまして、このタイヤをめくり上げる作業時に、手元が滑って大けがをすることもあります。
ちなみに私はありません
タイヤがめくりあがりましたら、ホイールを回していきます。
グルーっと回していきますと、表側がホイールから外れます。
裏側もタイヤを持ち上げて先ほどのアームにひっかけて、ホイールを回転させて取り外します。
外れました。
次は組み込み作業です。
徐々にタイヤがホイールに入っていくのがお分かりになりましたでしょうか。
タイヤは硬いですが、ゴムですのでやっぱり少しは伸びるんですね。
ホイールの断面の段差等をうまく使って組み込んでいくんです。
組み込みが終わりましたら、空気を入れて出来上がり!!
ではないんです。
ホイールバランスを調整します。
今まで着いていたバランスウェイトをはがします。
BONDSHOPでははがした際の両面テープはきれいに取り除きます
このドリルの先についているトレーサーではがします。消しゴムのようなものです。
バランサーで必要なウェイトを測定します。
なかなか優秀な結果です。
ウェイトはシルバーとブラックを用意しています。
スプレーで塗っているだけですが、、、
ホイールに合わせて選びます。
一発OK頂きました!!
せっかく外したタイヤホイールですから、ホイールの裏側もきれいに掃除しまして、お車にお取付させて頂きます。
途中でも少し触れましたが、私どもはもともとタイヤ屋さんですので、タイヤに関しては結構こだわっております。
今回新調したタイヤチェンジャーも厳選に厳選を重ねて、決定しましたが、最初に交換しようと決めてから約4か月かかりました
たかがタイヤ交換、されどタイヤ交換です。交換時にちょっとしたことに気が付かないと、バランスがくるってなくてもハンドルブレにつながることもあります。
他にもいろいろあるのですが、ここには書ききれませんので、割愛しますが、タイヤに関して何かご相談がありましたら、スタッフまでお気軽にお声掛けください。
では、長々とすみませんでした!
板倉でしたー