浦和店の板倉です
ここ数日間浦和店へのFERRARIの入庫が多くなっております
私の中でFERRARIと言うと「512BBi」なんですが、人間古いですか 笑
さて、本日は512BBiではありませんが、FERRARI CALIFORNIA TにIID EBMのお取付のご紹介です
まず、EBMと言うのはExhaust Bypass valve control Moduleの略でして、純正マフラーに装備されているマフラーの切り替えバルブを任意に操作できるモジュールです。
このFERRARI CALIFORNIA Tは低回転域では、マフラーのバルブが閉じられており、約2000rpmでバルブが開くシステムになっております。
バルブが閉じていると、ラグジュアリーセダン並みに静かで、スーパーカーとしては少ーしだけ迫力に欠けてしまうかな?と感じます。
もちろんそう感じているオーナー様も多くいらっしゃるようで、最初からバルブを開けておくことが出来ないかと言うご相談が多いのです。
そこで、このEBMの出番です
EBMは通常純正のマフラーバルブを制御している、バキュームレノイドバルブの配線に割り込ませて取り付けます。
しかし、最近のFERRARIの場合、EBMを取り付けた際にエンジンチェックランプが点灯してしまうケースがあります。
今回もバッチリ点灯しちゃいました。
ひとまず原因を調べようと、テスターを繋げて見ますと、、、
ものの見事にバイパスバルブでエラーが入っていました
458や、NAのCALIFORNIAでは問題無かったのですが、最近はバイパスバルブをモニターするようになってきたのか、いたずらしているのがバレテしまいます 笑
そこで、考えました。電気的な部分を触るとバレちゃうので、そこはそっとしておいて、バルブを作動させている負圧の線を少しいたずらすれば大丈夫なんじゃないかと、、、
前日の夜から頭の中で考え続けました。あの方法ではダメかな?あっちの方が安全かな?と、いつの間にか寝てましたが 笑
と言うことで、さっそく作業にかかります。
バキュームソレノイドはバンパーの裏側に隠れているので、バンパーを外します。
まずはタイヤを外して、
傷がつかないように養生します。
沢山あるネジをすべて外して~
バンパーを外します
バキュームソレノイドバルブはと言いますとこちらです
今回は下の写真のようにソレノイドバルブを新設しまして、それをEBMで制御することにしました。
現物を見ると前日考えていた方法より簡単な方法が思いつきまして、何も考えずに早く寝ればよかったと若干後悔、、、
新設したソレノイドバルブほとんど見えませんね 笑
一応この方法でしたら、ノーマル回路orバルブ開きっぱなしのどちらかの選択ができます
ちなみに、閉めっぱなしは出来ません
純正のソレノイドバルブの配線は何も触っていませんし、そのまま作動させていますので、コンピューターにもバレずに済みそうです 笑
実際、試運転しましたが、問題なく作動しますし、コンピューターにエラーも入りません
私の勝ちです
EBMは各店舗でも販売取付実績がございますので、気になった方は是非お近くのBONDへお問い合わせください
では板倉でしたー