浦和店の板倉です
本日ご紹介させて頂きます内容は!
タイトル通りです 笑
PORSCHE 997 CARRERA SにBILSTEIN の車高調整サスペンションの最高峰B16のお取付の作業です。
BILSTEINのサスペンションキットにはには3種類あります。
B12、B14、B16です。
B12は以前BTS キットと呼ばれていた商品で、純正形状のショックアブソーバーにローダウンスプリングを組合わせたサスペンションキットです。
B14はBSSと呼ばれていたネジ式車高調整式サスペンションキットです。
B16はBPSやPSS10と呼ばれていた、減衰力調整機能の付いたネジ式車高調整サスペンションキットです。
今回お取付させて頂きましたのは、PORSCHEのPASM機能をそのまま使用できるサスペンションキット、B16 PASMです
PASMと言いますのは Porsche Active Suspension Managementの略で、路面状況やドライビングスタイルに応じて、各ホイールのダンパーの減衰力を無段階に調節出来る優れものです。
この優秀な機能を失う事を無く、BILSTEINサスペンションキットを装着出来るのはなぜか?と言いますと、純正のサスペンションも実はBILSTEIN
同一メーカーだからこそ成しえる技なんですね
では早速作業に取り掛かります。
今回はアヴェンタのお隣で作業させてもらいました
こちらはノーマルのフロントサスペンションです。
配線が出ているのが解ると思いますが、これがPASM用の配線です。
一番上の画像の下側のサスペンションがフロント用になりますが、配線は下側から出ています。
なぜかと言いますと、ノーマルショックとBILSTEINでは方式が異なりまして、BILSTEINは倒立と言う構造のショックになります。
本当に簡単に説明すると、サスペンションの構造が逆さまになっているので配線が下から出てくるのです。
今回はCARRERA Sですので、駆動方式はRR 2駆のお車になります。
これがCARRERA 4 SやTURBOなどの4駆のお車ですと、サスペンションの取り外しはちょっと大変です。
そして逆の手順で組み付けていきます。
アッパーマウント等は純正を使いますので、移植が必要になります。
お車の状態(年数、走行距離等)に応じてアッパーマウントなどは同時交換もお勧めしています。
リアのサスペンションは、楽しようと思ってアーム類をそのままで取り外そうとすると大変なので、思い切ってロアアーム等はフリーにして作業します。
アライメント調整は必至です
で、大事な画像はありません 笑
交換完了です
リアサスペンションのアッパー側の取付は室内からナットを緩めますので、内装もばらします。
内装、外装と作業を交互に行う事もあるので、その都度手を洗いますので、この時期は手指の肌荒れは激しい物があります。(余談)
サスペンションメーカーは何社もありますが、今回のように純正の機能を生かせるサスペンションも数種類あります。
ご自分のお車が今回のように電子制御式のサスペンションだからと言って、グレードアップを諦めていた方は一度ご相談ください。
お目当てのサスペンションが見つかるかもしれませんね
では板倉でしたー