BMW E82 135i オーバーヒート修理

BONDSHOP TOKYOの板倉です

先日iPhoneに保存してある写真を見ていたら、7年前に社員同士で食事に行った時の写真がありました。

飯村店長、フロントの内山君、メカニックの三浦さん等々写っていましたが、三浦さんだけあまり今と変わりません 笑

ここに載せようか迷いましたが、多方面からガチギレされそうなので止めときます 笑

さて、本日も前回に引き続き水回り系のブログとなります。

なぜか最近ウォーターポンプ交換やら、オーバーヒート修理やら多くなってきています。

今回のお車はBMW E82 135iです。

修理内容はオーバーヒートの警告灯が点灯して、しばらくするとエンジンの回転が2000rpm以上回らなくなり、ストールしてしまったので修理、と言った内容です。

これ、普通に考えたら、エンジン終了してます。

仮にオーバーヒートしてしまい、気が付かずにそのまま走行を続けてしまいますと、最悪の場合エンジン本体が熱によって歪んでしまったり、油温の上昇で、オイルの粘度が保てなくなり、焼き付いてしまったりと、エンジン交換やシリンダーヘッド交換等の大手術となってしまいます。

しかし今回はレスキューによって入庫しまして、その場はエンジンを冷ましまして、その後診てみますと、何も問題ないかのようにエンジンが掛かります。

クーラントの量も減っておりません。と言う事はクーラントが噴き出す前にエンジンが止まったと言う事ですね。ラッキーです。

テスターで診断してみますと、ウォーターポンプの障害と言った感じのエラーが入っていました。

コンピューターにウォーターポンプのエラーが残るんです。なぜなら、電動のウォーターポンプを使用しているので、何か不具合があったりした場合に、他のユニットと同様にエラーが残るようになっています。

実際にオーバーヒートしてしまってますので、サーモスタットも交換です。

交換するパーツはこちら↓↓

右側がウォーターポンプ、左側がサーモスタットです。

早速交換していきます。

が、このパーツたちは結構厄介なところに取り付けられていまして、エンジンに向かって左下の奥の方に取り付けられています。

上から覗いてもあまり見えませんので、下から作業をしてゆきます。

どアップになってしまいましたが、取り付けられている状態です。

黒く、ホースが繋がっているのがサーモスタットで上側の金属製のパーツ(ほとんど写ってませんが)がウォーターポンプです。

ボルト2本でサーモスタットを固定しています。

それぞれの取付はボルト数本と、電源のカプラー、ホース数本だけですので、エンジンから切り離すのはそれほど難しくはありません。

しかし、これを外に取り出すとなると、なかなか手ごわいです。

すぐ下にスタビが取り付けられているので、それをブラケットごと外しました。が、全く無意味です。

スペースを確保するの為に電動ファンを外します。

アッパーホースも外します。と言うより外さないとファンを外す時にパイプが折れる可能性が高いです。

危険性があるものは事前に外すなりしないと、後々困るのが自分ですので、面倒がらずに作業しないといけません!

ここまで外して、何とか知恵の輪状態でサーモスタットとウォーターポンプを外します。

後は外したついでにオイルの汚れ等々を掃除しまして、新品のパーツを取り付けてクーラントを補充します。

テスターで作動を確認しまして、ウォーターポンプが作動しているのを確認しましたら、長めのアイドリングとこれでもかと言うぐらいの試運転をしまして、確実に修理が完了しているのを確認しまして、作業終了です!

最初に聞いた症状を聞きますと、エンジンが止まったのは、エンジン自体の故障では無く、エンジンのコンピューターがこれ以上走行しないでください!と言う最大級の反発なんだと思います。要は致命傷になる前に停止させてくれてると言う事ですね。

そういう事も含めて電動のウォーターポンプなのかもしれませんね。

今回も大事に至らなくて良かったです。

 

では板倉でしたー

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