BONDSHOP TOKYO板倉です!
今晩、ふたご座流星群が20時ごろから明け方までよく見えるようです。
私は寒いので遠慮しときますw
さて本日は修理のブログです。
お車はPORSCHE 997 TURBOで、ファンベルトが切れてしまったので、原因究明と修理作業です。
ベルトが切れてしまっているのは明らかなので、すぐに外しにかかります。
997TURBOはベルト交換等の作業はマフラーを取り外さないと出来ません
と言う事で、バンパーは外れています。
リアバンパーは慣れてしまえば、それほど時間を掛けずに外すことが出来ます。
バンパーを外すのって結構ハードルが高い作業だったんですが、ここ数年でいろいろな車種のパンパーを外して作業しているので、慣れてきました。
昔は鈑金屋さんの仕事だと思ってたんですけどね。
ちなみに余談ですが970パナメーラのエアクリーナーはフロントバンパーの中にあります。
車検等で交換の際エアクリーナーの交換のためにバンパーは取り外されます。
マフラーのジョイント部分に切れたベルトの破片が乗っかってました。
バンパーを外しましたら、左右にあるインタークーラーを外します。
インタークーラーを外して、遮熱版をめくるとマフラーのフランジ部分が見えてきます。
タービンの直後にキャタがありまして、そのあとにメインのサイレンサーがあり、キャタまで一体式となっています。
フランジのナットは片側4本ずつですが、奥の方の2本はちょっとずつ回して外さないと取れません。
特殊な形状でハーフムーンと言われるスパナがあるのですが、この作業をやるたびに買っとけばよかったと後悔します。
いまだに買ってませんw
マフラーを外しますと、プーリー等が見えてきます。
ベルトがダラ~っと垂れてしまってますね。
ここまで来ても、手前のアルミの大きなプレートが邪魔で何もできません。
プレートも外します。
外したところです。
ここで注意しないといけないのが、プレートのボルトを全部外すと、なんと!
エンジンが落っこちちゃいます!
下から支えておいてプレートを外します。
やっと原因を探ることが出来ます。
真ん中にある大きく黒いプーリーはエアコンのコンプレッサーでその下の小さく黒いプーリーがアイドルプーリーです。
原因はアイドルプーリーがガタガタでした、、、
早速外してみましたら、
ベアリングが外れてしまっていました。
これは修理不可ですので交換です。
パーツを調べると、同じプーリーが2つ使われていましたので、予防として2つ交換、またベルトテンショナーのプーリーも予防として交換します。
それぞれ、外して交換が済みましたら、ベルトを張るのですが、元々切れてしまっていたので、張りかたが一瞬解らなくなってしまいました。
基本的にベルトはプーリーにあたる部分を多くとるように設計されているので、プーリーをじーっと眺めていると答えが出てきますw
ベルトを張り終えたらあとは全部元通りにして作業終了です。
ベルトが無いと、バッテリーが充電されませんので、念のため補充電をしてご納車となりました。
プーリーの点検はなかなかできないと思いますが、変な音がする等気になる事がありましたら、早めの点検をお勧めします。
では本日はこの辺で。
板倉でしたー