BONDSHOP TOKYO板倉です
今日の朝礼でスタッフの半数以上がマスクをしていました。
おそらく花粉対策だと思いますが、私には無縁のお話でありまして(今のところ)、大変そうですね(他人事)
まぁ急に治ったていう人もいるので、花粉症の方は急に治ることを期待しましょう!
では本日はG63の水漏れ修理です。
修理のネタになるとゲレンデばっかりのような気がしますが、ブログでスタッフみんなが書いているようにBONDSHOP TOKYOのゲレンデヴァーゲンの入庫率が異常に高いので、必然的にネタもゲレンデが多くなっているだけです。
まずはメーターにこんなメッセージが出ております。
お客様が仰るところによりますと、このまま走っているとメッセージが消えてしまい、でも、すこーし甘いにおいがするとの事でした。
水温が上がってメッセージが消えると言う事は、冷却水の量が微妙に少ないと予想されます。
が、基本的に量の大小にかかわらず漏れてはいけないものです。
原因を探ります。
まず、ラジエターキャップ周りが水垢の跡があります。画像はありませんw
おそらくオーバーフローしたものだと思いますが、タンクの真下にそこそこの量が漏れた跡があるので、念のためキャップは交換します。画像はありませんw
タンクにつながるエア抜きのパイプとのつなぎ目も少し水垢が確認できましたので、こちらも念のため交換。画像はありませんw
そして、クーラントラインに圧力をかけて漏れを確認します。画像はありませんw
明らかな漏れがある場合、圧を掛けたときに冷却水が漏れてきます。
しかし今回は漏れが確認できませんので、目視点検をしていきます。
鏡を使って見えにくい所も見て行きます。
見つけました!画像あります!
エンジンのシリンダーブロックとタービンにつながるパイプの付け根から漏れています。
⇈タービン側の画像です。
縦に2つ丸い物が並んでますが、それがタービン側のパイプのジョイント部分です。
早速交換していきますが、見るからに簡単には外れそうにないので、その時点でスイッチが入っちゃうんですね。
えーっと作業中の画像がまぁー無いw
作業に集中している証拠です!
じゃあ説明します。
パイプを交換するために外したものですが、
エアクリーナーからタービンにつながるパイプ
ファンベルト
ベルトのプーリー2個
周辺のウォーターライン(パイプ)
以上が主な部分です。
文字で書くとそうでもなさそうですが、結構狭いので手の甲、指、腕かなり傷だらけですw
そうこうしていると、パイプが外れましたw
新品と比較しますと原因がはっきりしました。
お分かり頂けました?
左が外したパイプで右が新品。
先端が欠けて本来2本あるOリングが1本無くなってしまっています。
これではだめですね。
新品に交換して、元に戻して作業終了です。が、戻すのも大変。
また腕が傷だらけになりますw
まぁ仕方ないですね、、、、
クーラントを補充して、エンジンをアイドリングさせまして、サーモスタットが開くまで待ちます。
そのまましばらくアイドリングさせておきまして、完全に暖気が出来ましたら、今度は水温が下がるのを待ちます。(通常作業の翌日まで待ちます。)
そして、冷めた状態で冷却水の量を確認して問題なければOKとなります。
まれに、冷える段階でエアーが抜けて、水量が減っていることがありますので、その場合は補充します。
更に念のため試運転をしまして、水温、漏れ等ないか確認して全て終了となります。
水漏れしている場合、最初にも書きましたが、甘いにおいがします。
気が付いたら放置せずにすぐにご相談ください。
では板倉でしたー