BONDSHOP TOKYO板倉です
久しぶりにSVJの新車のご入庫!
EBMをご用命頂きました。
まずはこのカーボン製のエンジンフードを外すところから。
今回ご入庫頂きましたSVJですが、今までのエンジンフードと少し変わった所があります。
SVJはボンネットピン(通称ボンピン)でエンジンフードが固定されています。
今まで私が見てきたSVJはフードの後ろ側の2箇所で前側はステーが車側の刺さるような構造でした。
今回のはボンピンが4箇所。
前側にも付いていました。
4箇所ロックを外して上に持ち上げれば、外れます。
エンジンフードを外したら、次はリアウィングを外しまして↑ この状態です。
作業製は良いんですが、毎回いくらするか分からない超高そうな、エンジンフードとリアウィングを外す作業は気が張ります。
SVJも他のアヴェンタドールもEBMはソレノイドバルブを追加してそれを制御して、バルブの開閉をします。
因みにEBMって何だよ⁉︎って思われる方のためにご説明いたします。
今回のSVJを含むアヴェンタドールやフェラーリ等々にはもともとマフラーに可変バルブが装備されています。
基本的にアイドリングから2〜3000rpmまではバルブが閉まっており、走行中回転が上がるとバルブが開くシステムになっています。
それを常にバルブが開いている状態にするのがEBMです。(エンジン再始動後はノーマルにもどります。)
因みに488ピスタは、アイドリングで開いていて2000rpmで閉じてさらに上の回転数で開きます。だから乗っていると街乗りでちょうど良いところが静かなんです。
またバルブが付いていても、ウルス、ポルトフィーノ、AMG、BMW等バルブのアクチュエータが電気モーターの場合はEBMでは制御出来ません。
説明が長くなりましたので本題に戻ります。
まずはバキュームラインを探します。アヴェンタドールは右後ろ側にバキュームラインが通っているので、その辺に追加ソレノイドを仕込みます!
アヴェンタドールSだとテールランプ下のグリルを外せばバキュームホースが見えるのですが、SVJはグリルが無いので、上から作業します。
大きいカプラーが付いているコントロールユニットをずらします。
ステー等も外して、私の大きな手でも入るぐらいのスペースを確保しますw
このスペースの中でバキュームホースを組み替えたりします。
ソレノイドを追加して、ヒューズボックスで本体の電源を確保して、配線、配管をきれいにまとめて、高そうなエンジンフード、リアウィングを戻して作業終了です。
EBM気になりましたらお問い合わせくださーい!
では板倉でしたー