オイルメンテナンス

こんばんは板倉です
関東地方は雪の降った昨日からぐっと冷え込んできました
あまり陽の当たらない道路などは、路面が凍っている所もありますね。
お車でも歩きでも十分注意して、鈑金屋さんやお医者さんにお世話にならないように気をつけてください
さて本日はオイル漏れについてです。地味なブログですみません
車には様々なオイルが使われています。
・エンジンオイル
・ミッションオイル
・デファレンシャルオイル
・ブレーキオイル
・パワーステアリングオイル

その他にもメルセデスベンツのABC(アクティブ・ボディー・コントロール)と言われるサスペンションなどは、
油圧で全て制御されていますので、専用のオイルが使われています。
こちらの写真は、先日車検整備でお預かりさせて頂きましたお車の、エンジンのヘッドカバーパッキンです。ヘッドカバーパッキン
少し、ピントが合っていませんがご容赦ください
このパッキンはゴム製ですが、写真では切れているのが解ると思います。
切れているというよりは、折れていると言うのが正解かもしれません。
プラグホールパッキン
こちらの写真は同じくヘッドカバーパッキンの一部ですが、パキパキに折れてしまっています。
ゴムなのに折れるってことは、ゴムが硬くなってしまっているから折れてしまうんですね
プラスチックみたいになってしまうんです
実際はヘッドカバーとパッキンをはがす際に折れてしまうので、お車に装着された状態では折れてはいません。
折れていないのにオイルが漏れてしまうのは、ゴムに弾力がなくなって、密着度が無くなり、目には見えないような隙間が出来てしまい、オイルが漏れてくるのです。
では、なぜゴムのパッキンが硬くなってしまうのかと言いますと、単純に劣化です。
経年劣化によってゴムが硬くなってしまうんですね
タイヤも走行距離が少ないとしても、年数が経過してしまうと硬くなってひび割れしてしまいますよね。
それと同じです。
また、お車のメンテナンスのしかたによっては、パッキンの劣化を早めてしまう事もあります。
ゴムを劣化させる要因として、オイルの状態があります。
酸化したオイルがゴムのパッキンを劣化させる要因でもあるのです
エンジンオイルはエンジンの潤滑や冷却に必要なパーツの一つで、高温にさらされたり、未燃焼ガスが混ざったりして、どんどん劣化していきます
そして、オイルが漏れないようにするパッキンですから、直接オイルに触れるわけで、酸化したオイルが触れ続けて、結果パッキンが硬くなってしまう事になります。
全てにあてはまるわけではありませんが、オイル交換をまめにしているエンジンと、そうでないエンジンで比較すると、後者の方がオイル漏れを起こしている確率が高いと思われます
このような理由からもエンジンオイル交換の必要性が出てきます
距離を走っていなくても交換をお勧めしているのは、オイルが酸化している可能性があるからです。エンジン本体以外にもいろいろな影響が出てくるので、オイル交換はまめに行ってください

メンテナンスのご相談もお気軽に

では板倉でしたー

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