BONDOSHOP TOKYO板倉です
本日はBMW535GT エンジンチェックランプ点灯での修理です。
上の写真をご覧のように、メーターのエンジンチェックランプが点灯しております。
エンジン自体の調子は悪くはないのですが、点灯したまま消えません、、、
こういう事はよくあるので、気にされないオーナー様はそのまま乗り続けてしまう事もあります。
があまり良い事ではないので、調子が悪くなくても一度ご相談ください。
で、今回は何が原因かと言いますと、
TEバルブです。
なにそれ?ってなります よね。
私がディーラー時代先輩にタンクエア抜きバルブと教わりました。
ガソリンタンク内で気化したガソリンを、チャコールキャニスターと言うタンクにためておいて、あるタイミングでエンジンに吸気させて燃焼させると言う、いわば環境対策ですね。
なので、そのTEバルブが壊れてしまうと、環境悪化を招くのでエンジンチェックランプが点灯するのです。
では早速交換。
どこにあるか分かりませんね。
この車はキャニスタータンクがエンジンルームには無いので、いかにも後ろの方から来ているパイプを探して追っていきます。
この手前からL時に見えるパイプの先にあるはずです。
発見です。
カプラーが刺さっているのがTEバルブ。
周辺のパーツを外します。
新品を見てみると、
バルブの奥にもパイプが伸びています。
スロットルバルブの裏側にパイプが入っていますので、スロットルバルブを外します。
パイプのジョイントは、工具を使わずに外すことが出来ますので、比較的簡単に外れます。
しかしOリング等が硬くなっていたり、パイプ自体の劣化が激しいと、簡単に割れてしまいます。
交換してしまうので問題はないですが、違う作業で同じようにばらす時は慎重になります。
で、一応新品に交換されたところです。
あとはすべて元に戻して、テスターでエラーを消去して完成です。
エンジンチェックランプは点灯していると車検が不合格になります。ちなみに、ABS、エアバックランプが点灯していると同様に車検不適合です。
ですので、問題なく走れるからって無視して乗っていても、車検時には必ず修理しなくてはなりません。
原因によっては症状が悪化してしまう事もありますので、早めの診断をお願いします。
では、板倉でしたー