浦和店の板倉です
一昨日は11年ぶりに関東に台風が上陸して、会社の周りの道路が結構な勢いで冠水して久しぶりにちょっと焦りました
ニュースなんかで冠水した道路に勢いよく突っ込んでいく車を見ますが、あれ絶対ダメです
エンジンに水が入ったら一発でOUTですからね、ウォーターハンマーと言ってエンジンの中の部品が曲がってしまうほどの大惨事になりかねません。
ほぼ100%エンジン交換になりますので、本当にやめてくださいね。
さて、本日は一週間に何度も作業を見かける、KWのサスペンションキットのお取付です。
今回お取付させて頂きましたお車はAUDI Q3
こちらのお車のお客様、私もよく知っているお客様で、先日別の作業で納車させてもらった際に、タイヤがもうそろそろ交換時期ですよとお伝えしたところ、ホイールも替えちゃおうかしら?なんて話から、だったら車高も落としたいなんて話になって、今回の作業に至りました
そんなつもりで言ったわけじゃないのに、ちょっと恐縮です
さっそく作業に入ります。
フロントはご覧のようにショックが刺さっているだけなんですが、そう簡単には外れません。
もちろん簡単に外れたら、安心して走れませんからね
で、体中の筋肉に乳酸をためながら、必死にショックを抜きます。
いつも私はリアサスペンションを担当しております。
フロントと比較すると少しは簡単です。
フロントの取付状態です。
実際フロントも外れてしまえば後は簡単です、ちゃっちゃと高橋君がかたずけてくれます 笑
リアも外した順番と逆に組み付けていきます。
数十台こなしてますので、手慣れたものです
そして、タイヤ交換からのホイール交換でお選びいただきましたのはABT DR
車高もご覧のように結構おとなしめにしました。
車高は事前に打ち合わせ済みで、前後2~3cmのダウンで決まっていました。
車高調の取付の際、ある程度アジャスターを調節しておいて、あとで微調整して最終的な車高を決定するのですが、経験からこのぐらいで行けるでしょ!みたいなノリで調整しておいて、実際リフトから降ろした時に思った通りの車高になった時の喜びは、メカニックにしかわからない感覚だと思っています 笑
念のために言っておきますが、今回は1発で決まりました
メカニックは結構地味な仕事ですが、今回みたいに車高が決まった時とか、実は心の中でガッツポーズしてます 笑
そして、ペアでやっていたメカとは心の中でハイタッチです
が、周りから見たら、当たり前だよみたいな態度をとります 笑
ちなみに、車高が決まらなかった場合は、誰かに見られないうちに直ぐにリフトアップします
この時期は暑くて汗だくだし、冬は寒くて手がかじかんで、中にはしもやけになっちゃう奴もいたり、力作業から、とんでもない細かい作業までいろいろやらなければいけないので、メカニックは決して楽な仕事ではないのですが、このように小さな喜びを見つけながら仕事をしていると言うお話でした
では、板倉でしたー