BONDSHOP TOKYO 板倉です
Gクラスの室内側のドアハンドルが途中で引っかかってしまい、下の画像のようになってしまう事があります。
そのままドアを閉めたり、ハンドルをカチャカチャしたりすれば大体戻るのですが、やっぱり気になりますよね。
今回はこちらの修理についてです。
まずは原因を見つけます。
ドアの内貼りを外します。
インナーハンドルと、ドアロックのメカニズムを繋げるワイヤーを見ますが、特に問題ありません。
とそうなると、構成部品は実はあと一つのみです。
ドアロックメカニズムです。
普段目にすることができるのはこの部分。
ドアを閉めたときにカチャッと動くところです。
この部品は、全体の大きさが15cm位ある部品で、ドアの内側から取り外します。
で、このドアロックを外すためには、ガラス、サッシを取り外す必要があります。
解り難いかもしれませんが、ドアの枠と同じ形のサッシが見えます。
これを取り外すのですが、知恵の輪のように正確に順番通り外していかないと取れません。
最初はガラスを外します。
ウィンドウレギュレーターからガラスのみを外して、ガラスモール等も外してガラスをドアから抜き取ります。
そのあとにサッシを上に抜き取るのですが、結構キツキツなので、ドア側にはガッチリ養生をしまして、傷がつかないように作業します。
その後、ドアのアウターハンドルを外して、ドアロックを外します。
交換はその逆に行っていけばOKです。
気になるのは何が原因か?ドアロックのどの部分がダメなのかを調べてみました。
ドアロックのアウターハンドルにつながるリンケージを手で動かすと、やはり引っかかってしまいます。
良く見ると、ドアを閉めるたびにリンケージが打ち付けられる部分がありまして、新品と比べると変形しているのが確認できました。
まずは新品の部品。
変形している部品。
グリスも付いてしまっているので、ちょっと解り難いですが、黒い爪のような部品がドアを閉めるたびに、本体側に打ち付けるような構造の為に徐々に変形してしまい、バリのようなものが出来てリンケージが引っかかってしまうようです。
やすりなどで研磨すればバリは取れると思いますが、金属が薄くなってしまってますし、まずやすりが入るスペースがありません。
となるとパーツの交換しか方法がありません。
あまり気にならないオーナーさんもいらっしゃるようですが、症状が悪化するとドアハンドルが簡単には戻らなくなって、ドアが閉まらなくなってしまう事もあります。何度か衝撃を与えれば戻りますが、駐車場でドアをバタバタやってるのも結構近所迷惑になっちゃいますから、気が付いたら修理した方が良いと思います。
そういえば、と思った方は一度ご相談ください。
では、板倉でしたー