AUDI R8 ミッション不調

浦和店の板倉です

本日はAUDI R8のミッションの不調修理のお話です。

症状はギヤが入らなくなったり、ニュートラルにならなくなったりと様々です。

R8はエンジンを切るときにギアを入れてからエンジンを切るように促されますので、大体1速かリバースに入れてエンジンを切ると思います。

次にエンジンをかけるときはニュートラルにしないとエンジンはかからないのですが、この時にニュートラルにならない症状が出てしまうと、

残念ながらエンジンをかけることができません

今回は、何とか自走して来られたので、ある意味ラッキーかもしれません。

早速テスターにて診断しますと、ギアのポジションが認識が出来ないと言うエラーが残っていました。

と言うことで、シフトのポジションセンサーがおかしいのでは?と思うのですが、

センサーはどこにあるのかな?と探してみても車を持ち上げただけでは全く見えません

R8の場合ミッションは一番後ろにあります。上から覗いてみてもマフラーが邪魔して見えません。

下からはバンパーとアンダーカバーにブロックされて全く見えないんです、、、

そうなるとバンパーを外すことになります。

dsc_1421

画像はもうバンパーが外れた状態ですが、ここまでに結構な数のボルト類を外さなければならないんです

ちなみにAUDIはなぜかバンパーやアンダーカバーを止めているボルトが多いです

画像の中央の黒いパーツがミッションのカバーになります。

問題のセンサーはと言いますと

dsc_1423

2か所付いておりまして、マフラーのすぐ下側に取り付けられています。

遮熱版は付いていますが、やはり熱の影響があるのではないかなと思うのですが、何とも言えません。

dsc_1426

これが新品のセンサーです。

同時に対策品?のハーネスも取り替えます。元々の配線を切って新しい物に交換します。

そしてすべて元に戻して、テスターでエラーを消して、試運転で問題ないことを確かめて、晴れてご納車となります

この作業、浦和店では初めての作業なのですが、いろいろ調べてみるとよくあるみたいです。

初期症状としてはメーターにエラーが出てもエンジンを再始動すると消えてしまったりするらしいのです。

それをだましだまし乗っていると、いよいよエンジンが掛からなくなってしまうようですので、

何かエラーが入った際は早めの診断をお勧めします

では板倉でしたー

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