浦和店の板倉です
先日BONDCARSの水野谷と福岡へ出張に行きました
私の予定では1泊して博多で少し羽を伸ばしてこようかなんて考えてましたが、甘かったです。
日帰りでした。博多でもありませんでした 笑
現地ではちょっと作業して、お客様と食事をしまして夜遅い便で帰ってきました。
とんこつラーメン食べたかったです
さて、本日は以前ご紹介させて頂きましたTECHART GT STREET Rを取材の為にお借りしまして、
取材の後に念のためテスターで各部の点検なども行いました。
ポルシェの専用テスターPIWISⅡでテストして行きます。
特に故障はなかったのですが、少し時間があったのでテスターを使って何が出来るのか等と珍しく?勉強してみました。
991にはリアアクスルステアと言う、いわゆる4輪操舵システムが採用されております。
どんなものかと言いますと、動画を見つけましたのでチョット見てください。
決して説明するのが面倒だとか、本当はあまり理解してないとかではないですよ!
動画の方が解りやすいかと思いましてご紹介させて頂きました。
4輪操舵システムと言いますと、ホンダのプレリュード(世界初採用!)やギャランVR-4などの4WSを思い出してしまう私は1970年生まれです。
プレリュードは運転したことがありませんが、ギャランVR-4は私の兄が乗っていたので運転したことがありますが、
レーンチェンジの時におぉーなんて感動した記憶があります。
たぶん今乗ったら違和感の塊なんじゃないかと思いますが、、、、
当然991は最新の車ですので運転していて違和感を感じる事はありません。
もちろん敏感な方は何かを感じるかと思いますが、私は普通に乗っている限りは感じることがありませんでした。
鈍感なのでしょうか?もっと攻めた走りをすれば感じる事が出来るのでしょうか?
いずれにしても今回のGT STREET Rは怖くて攻めた走りは到底私にはできませんが
でもわたし、整備はできます!
少し話がそれてしまいましたが、テスターに戻します。
テスターは故障の履歴を見るだけの装置ではありません。
コンピューターを多用している今の車では、コンピューター間の通信をしていますので、
それぞれこの車のこの部分のコンピューターですよと認識させる必要があります。
コーディングやプログラミングと言った作業がそれです。
また、コンピューターからの信号で作動するパーツもたくさんあります。
身近なところで行きますと、パワーウィンドウもそうです。
スイッチとモーターだけで構成されていると思ったら大間違いです。
挟み込み防止装置や、クーペなどはドアの開閉で少しウィンドウが下がるように出来ている物もあります。
あまり経験はないかと思いますが、バッテリーが上がってしまったり、交換をした時に、パワーウィンドウがワンタッチで閉まらなくなります。
これはコンピューターがリセットされてしまい、どこまでモーターを回したら閉まるのか、解らなくなってしまっているからです。
ですので、これをコンピューターに教え込まないと、正確な作動が出来ないのです。
パワーウィンドウの場合は大体の場合スイッチの操作で正常化できますが、テスターを使用しないとリセットできないものもあります。
そうです、ここでやっとポルシェのリアアクスルステアの話に戻ります。
リアアクスルステアも電動のアクチュエーターをコンピューターで制御しています。
簡単に言うとこれもパワーウィンドウと同じでコンピューターに認識させる必要があります。
テスターを使用してアクチュエーターの初期化をします。
実はこの操作ほとんど行う事もありませんので、私自身初めてです。
やってみてビックリ、そんなに動くの!って位動くんです!
では、また動画をご覧ください。
これは私が撮った動画です。
実走行の作動でここまで動くか解りませんが、作動範囲の大きさにビックリです。
テスターはほぼ毎日触っていますが、まだまだ知らない事も多いです。日々勉強ですね。
頑張ります!
では板倉でしたー