大阪店 いとうです。
今日はフェラーリのエンジン不調の修理です。
症状としては
完全暖気後、加速時にエンジンが回りきらないというものでした。
現象確認のために試運転させてもらったのですが
4千から5千回転で警告表示とともに
リミッターが掛かったかのように急に吹けが落ち込みます_(┐「ε:)_
その後はアクセルペダルの踏み込み量に関係なく
3千回転前後フワフワと行ったり来たり。。。
即座にテスターにて診断すると数箇所のフォルトを確認することができました。
その中でもカムシャフトセンサーがどうも怪しい。
そこでカムシャフトセンサーを入れ替えてみることに!
言うは易しとはこのことで
812の場合はインテークとエキゾーストにそれぞれ一つずつ
計4つのセンサーが搭載されています。
そしてそのどれもがワイパーを外してカウルを外さないと見えもしないという
なんとも意地悪な構造…
そんなこんなでいきなりエンジンルームバラバラ状態から始まったわけです。
全て同じセンサーが使われていることがわかったので
テスターが示すバンクの該当センサーをIN⇔EXでまずは入れ替えてみることにしました。
文字にするとたった一行ですが
手は入らんは…工具のアクセスは悪いは…で(ToT)
イマジネーションと少々のパワープレイで
なんとかクリアしました。
工具は一回奈落へと落としましたけどねwww
少し脱線しましたが
センサー入れ替えて改めて試運転すると見事にフォルトが
インテーク側からエキゾースト側に移り
元々インテーク側に付いていたセンサーの不良が判明したわけでございます!
ということで新品カムセンサーを取り寄せて
NEWインテークカムシャフトセンサーをインストール!
コイツです↑↑
今こうやって見ててもどうやって取り付けたのか覚えてません。笑
狭すぎてほとんど指先の感覚だけで取り付けた感じです(´-`).。oO
その後の試運転で症状がきっちり治っているのを確認後
エンジンルームの現状復帰をして今回の作業は完了です。
余談ですが逆サイドのバンクで同じエラーが出た場合
おそらくフューエル系のごっついホースでセンサーの姿も見えにくい状態だったので
もっと難儀な作業になりそうな予感。。。。
その時は仮病を使こて休もうと思います!!!!!!!!
それでは本日もありがとうございました。