G500

W463メンテナンス

BONDTOKYO板倉です

いよいよゴールデンウィーク突入ですね!

私どもBONDGROUPは5/1~5までお休みさせて頂きます

 

そして本日はW463のメンテナンスです。

最初はG500パワステオイル漏れ修理。

ゲレンデパワステオイル漏れ

黒いキャップ付きの四角い箱がパワステオイルのタンクです。ここにオイルが溜まっております。

そのすぐ下にパワステポンプがあります。

ポンプ周辺にはパワステオイルが漏れておりました。

おそらく一番の原因はタンクとポンプをつなげる部分にありますOリングの劣化だと思われます。

この接続部分の中にOリングがあります。

タンクを外します。

パワステオイル漏れ

外したタンクは

こちらです。

Oリングを新品にしてもとに戻します。

そして、タンクから出ているホースも劣化しておりましたので、こちらも交換します。

ゴムのホースでまだ柔らかさは保っていましたが、バンドで締められている部分がやせ細ってしまっています。

ホースバンドも新品にします。

このホースどこに繋がっているかと言いますと。

フェンダーライナーを外すと見えますが、車両前方オイルクーラーまでつながっています。

ギヤボックスから戻ってくるオイルはすぐにタンクに戻るのではなく、オイルクーラーで冷やされてからタンクに戻ってきます。

全部戻して、オイルを補充しまして、エア抜き作業(ハンドルを末切りまで何回か回すだけです)をします。

漏れがない事を確認しまして作業終了です。

 

続きましてはG63イグニッションコイル交換です。

エンジン不調でテスター診断しますとシリンダー5番のミスファイヤー。

ガソリンエンジンなので、ガソリンと空気の混合気にタイミングよく火花を飛ばして爆発させるのですが、それがうまくいってませんよと言うエラーです。

この場合最初に疑うのがイグニッションコイル、スパークプラグです。

大体の場合イグニッションコイルなので、試しにシリンダー5のイグニッションコイルをほかのシリンダーと入れ替えてみます。

それで再度テスターで診断を行い、エラーの箇所が変化すれば5番にあったイグニッションコイルが原因という事になります。

ここが5番シリンダーです。

今回は大事を取ってすべてのコイルを交換です。

外します。

カプラーを外して、固定しているボルトも外します。

くの時に曲がっているところあたりをもって慎重に引き抜きます。

ゴムのホースみたいに見える先がスパークプラグにつながる部分です。

これを8本すべて行い元通りにしてエンジンが完調であれば完璧です。

エラーをテスターで消去して作業終了です。

ちなみにこのイグニッションコイル世界欠品中です。

内山店長がどこかから見つけてきて無事に整備完了しました!

 

という事で、カスタム以外でもゲレンデの入庫は絶えません。

現行でも先代でも何かございましたらお問い合わせください。

 

では板倉でしたー

 

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〒145-0064

東京都大田区上池台1-20-8

Tel:03-3727-0404

Fax:03-6421-8800

W463 G500 エンジン不動修理

BONDSHOP TOKYO板倉です

やっと緊急事態宣言が解除になり、外でお酒が飲めるようになりましたね!

って気を緩めてしまうと痛い目に合いそうなので、しばらくは自粛を続けます。

休日のランチビールぐらいは許してくださいね

 

さて本日は先代GclassW463でエンジンが掛からなくなってしまったという事で修理のご依頼です。

エンジンが掛からなくなった場合はやはり人力で押すことになるのですが、想像している倍は重いです。実際皆さんがどんな想像してるかは分かりませんが(笑)

で、何も見ない段階ではクランクシャフトポジションセンサーを疑いました。

通称L5です。←通称と言ってますがあまり通じません(笑)

でも今回はテスターで診断しても何もエラーが残っていません。

これはもうフューエルポンプでしょってことで、まずは電源を調べると来ていません。

ヒューズを調べます。

切れてます。

取り換えます。

また切れます。

 

配線図を調べます。

単純な配線です。

どこがショートしているか調べます。

配線に問題は見つかりません。

困りました、、、

 

こんな時は、今では一言も口をきいてくれない娘が小さかった頃の写真を見て癒されます(笑) 

THE思春期です!

 

気持ちが落ち着いたら診断を再開です。

おそらくポンプの内部ショートではないかと、走行距離や年式から考えても劣化して当然と考えて、ポンプを交換。

同時にリレーも交換。

無事エンジンが快調に始動しまして、ヤッタネ!って思っていたのも束の間、数日後またエンジンが掛かりません。

またヒューズが切れてます。

うわーなんなんだーと悩んでいても仕方ないので、残る構成部品は一見ヒューズボックスですが、SAMと言われるコントロールユニットのみです。

消去法にはなりますが、他が問題ないのでSAMを疑い部品を手配。

交換していきます。

フロントサムとリアサムと言われるコントロールユニットが存在しますが、今回はリアサムを交換です。

リアサムの場所はと言いますと、

やっと写真です。

ここです。ヒューズとリレーがいっぱいあります。

と言われてもここどこ?ってなると思います。

このセンターコンソールの中にあります。

という事はセンターコンソールは外します。

センターコンソールを外すためのねじがシートが邪魔で外せませんので(頑張れば外せます)思い切ってシートを左右外してしまいます。

意外とこの頃のGclassのシートは軽いです。

だんだん全貌が明らかになってきました。

ねじを12~3本外してセンターコンソールを外します。

エアコンのダクトなどを外して、SAMを外します。

裏側は配線だらけですね。

手前が新品のSAMです。新品はヒューズ、リレーが基本的な数しか入っていませんので、現車と見比べて、補充します。

あとは交換するだけですが、ヒューズがいっぱい入っているという事はバッテリー電源が来ていますので、SAMを取りはず前にバッテリーのマイナス端子を外します。

これで安全に作業できます。

 

交換後は各機能が正常に機能するかを確認して作業終了です。

私SAMを交換した場合にはコーディングが必要なものだと思っておりました。

実際過去にW220などで行った記憶があるのですが、必要ないみたいです。

心配なんでディーラーさんにも確認したんですが、「いらないはずです」という事でそのまま交換です。

交換後テスターで諸々エラーの確認。

SAMには特に何もエラーが残っていませんので、やはりコーディングの必要がないことを確認してエンジン始動。

エンジンも快調に掛かり、念のため何度かクランキングを繰り返して、問題ないことが確認出来たら作業終了です!

 

では板倉でしたー

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