PANAMERA

Porsche Panamera A/C修理

BONDTOKYO板倉です

本日は970パナメーラのエアコン修理です。

 

12か月点検でご入庫頂き、エアコンが全く効かずお困りのようで、今年は特に暑い夏でしたが(まだ終わりそうにありませんが)、そうでなくてもエアコンが効かないのは命取りです。

 

エアコン修理の診断の際に重要なのがガス圧ですが、通常のマニホールドゲージが壊れてしまい、いまこのTEXAしかありません。

ガスの圧力を見るだけの為にこのでかい機会を持ってくるのはなかなか非効率ですが、仕方ありません。

どうせ繋げるのならと思い、ガスの入れ替えをしてしまいます。

ガスの回収の量などもわかりますので、極端に少なければ漏れが疑われます。

 

が、、、、

 

今回回収したガスはさほど規定量と変わらず、漏れと言う感じではありませんでした。

ガス入れ替え後作動確認をしてみると、ガスの圧力に変化が見られません。

A/Cのスイッチをオン、オフしても変化なし、コンプレッサーが作動してないようです。

テスターで信号の確認をして、実際にコンプレッサーのカプラーでも確認して問題なさそうなので、原因はコンプレッサーと断定。

 

部品を手配して交換していきます。

 

こちらがエアコンコンプレッサー

すでにベルトは外してあります。

 

コンプレッサーにつながる高圧、低圧のパイプを外して、固定用のボルト3本を取り外しますと、結構簡単にコンプレッサーが外れます。

めったにやらない作業ですが、前の職場の時は良く交換しておりました。90年代です、、、、

その当時のコンプレッサーと比べると重さが全然違います。

最近のコンプレッサーはとても軽量で交換作業も楽です。

 

よくある新旧の比較です。

何か外傷があるわけではないので、汚れているものと新品です。

ちなみに外したコンプレッサーはメーカーに送り返してリビルトされます。

 

Oリングなどもすべて新品にして取り付けましたら、先ほどの大きい機械でガスの充填をしまして作業終了です。

 

これでまだ終わりそうにない夏は乗り切れると思います。

 

簡単ですが、本日はこの辺りで!

 

板倉でしたー

 

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PORSCHE PANAMERA エアコン操作パネル修理

BONDTOKYO板倉です

今週もエアコン修理です。

今回は971パナメーラのエアコンの温度調整が効かなくなったという事で修理のご依頼です。

担当から話だけ聞いたときは、中の基盤か何かかなと思い、パネルごと交換なんじゃないかな~なんて思ってましたが、現車確認すると、機械的に動きません。

ゴミが入るような隙間もないですし、思い切ってばらしてみることにしました!

ちなみに動かなくなったのは

この部分で温度調整用のスイッチが温度は上げられるけど下げられない状態でした。

パネルを車から外してみると

どうやらジュースか何かこぼしてしまったみたいですね。

 

パネルをばらします。

裏蓋(って言うのかな)を外してみます。

基盤は出てきましたがスイッチは見えてきません。

カプラーとフラットケーブルを外して基盤をめくります。

丸の部分がスイッチの裏側です。

ゴム状のシートをはがします。

この部分がスイッチを動かすと上下動して基盤のスイッチを押す仕組みです。

が、ジュース(と思われる)が固まってしまい固着してしまっていました。

周りにもんじゃ焼きで出来る薄いところ(私はおせんべいと言ってます)のような膜ができてますね。

このスイッチ部分をもう少しばらして掃除します。

ブレーキクリーナーなどはあまりかけたくないので、ウェットティッシュで拭いて汚れを取りました。

全部ばらすことができなかったので、目に見える部分をきれいにして組付けます。

本来の感触には戻りませんでしたが、スイッチング操作もできるようになり、問題なく使えるようになりました。

ちなみにスイッチパネル交換を前提で今回のような応急処置的な作業をしております。

(見た感じばらしても自分で元に戻せそうな構造だったので、、、)

 

という事で板倉でしたー

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