ランボルギーニ アヴェンタドール LP750 SV x capristo

浦和店の板倉です

ここ最近大阪店、東京店とよく登場しておりますランボルギーニ アヴェンタドールですが、浦和店にもここ数か月の間に3台のご入庫がありました

しかも3台ともSV全てマフラー交換でのご入庫です

実は3台とも私が作業させてもらいました。そこそこ短期間での3台の作業となると、作業の手順も忘れることもなく、スムーズに進めることができるのですが、このようなスーパーカーの場合色々な設計がぎりぎりに出来てますので、スムーズと言いましてもマフラー交換でも相当な時間を費やします。

今回お取付させてもらいましたcapristoはドイツのメーカーで、マフラー以外にもカーボンパーツなども手掛けております。

画像にありますように、カッコイイ木箱に入って送られてきました

マフラー本体を見てみましょう。

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ステンレス製で見事にポリッシュされておりまして、素手で触るのが申し訳ない気になります 笑

取付に関しましてはとっても長いプロセスが待っておりまして、先ほども書きましたが相当な時間を費やします。

まずは、リフトアップしまして、リアタイヤを外します。センターロックですので、これもただ事ではありません。1本外すのに念のため3人で作業します。

ホイールハウスのインナーライナー、大きなカーボンリアウィングも外します。

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そして、数十本のボルト類を外しまして、バンパーを外します。

外れたバンパーをよーく見て頂くとわかるかと思いますが、テールランプごと外れます。

そして、非常に大きい(バンパーが外れるまで約1時間

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ちなみにバンパーはカーボン製となりますので、大きさの割には軽く出来ております。

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黒い遮熱版に囲われたものが、メインのマフラーになります。

バンパーホースメントを外しまして、マフラーのマウントブッシュのボルトを緩めて、フランジ(キャタライザーとのつなぎ目)を緩めて、メインのマフラーを外します。このメインのマフラーですが、見てのとおり、大きいです。そして、金属の塊みたいなものですので、非常に重たいのです。

3台とも一人で外しましたが、毎回ヘルプを頼めばよかったと後悔します

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次に外しますのは、キャタライザーです。

キャタライザーはエキマニとのつなぎ目のフランジを片側2か所外します。私の中ではこの作業が一番大変です。

バンド形状になっているフランジですが、これがなかなか外れないんです。しかも狭い場所なので工具が入れずらいんです

すこーしだけパワープレイになりますので、一気に体力が消耗します。

キャタライザー外しはそれだけではありません。

どうやってこれ外すのって言うぐらい狭いのと、複雑な形をしているので、外すのには知恵の輪状態。

左側に関してはオイルラインを外して作業しないと外れません

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こちらが純正キャタライザーです。

O2センサー等のカプラーがそれぞれで違う形状になっていますので、取付の際に間違えることもありません。作業者にとっては新設設計ですね

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無事に外れた状態です。

ここまでで、スタートしてから5時間ぐらいでしょうか?わたくしここで少し遅めのお昼休憩に入ります 笑

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休憩から上がりましたら、取付に入ります。

このナウシカに出てくる玉蟲のような物体は、capristoのストレートパイプになります。

熱害対策の断熱材がかぶせてありますが、先ほどのO2センサー等を取り付ける穴が開いております。

車両への取付ですが、これも外した時と同じように狭いので、少し苦労します。作業中何度も指がつります 笑

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この画像で狭さを感じて頂くことが出来ますか?

見えない奥の方にフランジがあり、上から下から工具を長くしたり短くしたり、指があり得ない方向に曲がってみたり、腕は傷だらけになりながら、ようやく取付が出来ます。取付終わったころには腕がパンパンです。

なのでまた、少しさぼります休憩します。

腕の疲労が回復したら、メインマフラーの取付です。

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これはただ乗せるだけだから簡単でしょ?なんて思ったら大間違いです。

先ほどつけたストレートパイプとの取付位置が微妙にずれる事があるのです。

その場合先ほど締めたフランジのバンドを緩めて、調整しながらドッキングさせるのですが、まぁほとんど動かないんですね、実際は。

バンドを緩めすぎると外れてしまいますし、これまたパワープレイになります。

何とかつながりましたら、バルブ開閉のバキュームラインとバルブコントロールユニットを取り付けまして、バンパー等をすべて戻します。

 

ちなみにマフラーエンドですが、まずは純正から↓

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スラントにカットされたテールパイプもワイルドでいいですが、なぜかここだけ素材感が出ていまして、少しだけ違和感が、、、

capristoのマフラーエンドです↓

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ポリッシュされたステンレスとカーボンがスポーティーさを更に高めてくれますね

デザインもLamborghiniに合っています

ここではお出しできませんが、甲高い音が最高にカッコイイです

苦労して取り付けた甲斐がありました

そういえばcapristoのサイトを見ると炎が出るから空ぶかししちゃダメ!車燃えちゃうよ!みたいな事が書いてありました。

みなさん気を付けましょう

 

では、板倉でしたー

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