W463 G55水漏れ修理

BONDSHOP TOKYOの板倉です

先日、半年待ちで「ゾゾスーツ」が届きました。

早速計測しましたが、洋服をオーダーする前に痩せる事を決意しました 笑

 

さて本日はBONDSHOP TOKYO入庫件数が最も多いゲレンデヴァーゲン!

ドレスアップはもちろんですが、それだけではありませんメンテナンスもお任せください!

って言うブログです。

今回はG55 コンプレッサーの水漏れ修理です。

エンジンルームからガチャガチャ音がして、クーラントの量の警告が点灯と言う事で、レッカーでご入庫頂きました。

内容を聞いた時点で察しはついていたのですが、点検します。

最初の画像を見て頂いても何も異常はなさそうですが、上の画像ではオイルフィルターに水垢が付いているのが分かります。

おそらくエンジンルーム内にエンジンのクーラントが噴き出したのでしょう。

で、エンジンを掛けてみると本当にガチャガチャ音がします。

危なそうなのですぐ止めますが、、、、

で原因はと言いますと、ウォーターポンプの劣化です。

高速で回転しているウォーターポンプですので、相当な負担が掛かります。

しかし、経年劣化でベアリングが破損して正常な回転が出来なくなってしまうんです。

↓↓これがウォーターポンプのプーリーです。

見た目は何ともないですね。

問題はこの中になります。

実際プーリーを触ってみると、ガタガタで、強く引っ張ったら取れてしまうのではないかと言う感じです。

では、取り外して行きます。

最初はラジエター側に取り付けられている、電動ファンを外します。

もう外れてます 笑

ウォーターポンプはファンベルトで駆動されていますので、ファンベルトを外します。

コンプレッサー(スーパーチャージャー)のベルトも外します。

一応ベルトを外す前にウォーターポンプのプーリーを固定している10mmのボルトを緩めておきます。

緩めるだけです。

ベルトが外れましたら、先ほど緩めたボルトを外してプーリーを外します。

周辺のアイドルプーリーやテンショナーも外してしまいます。

また、ウォーターポンプにつながるホース類も外します。

ウォーターポンプのプーリーを外したところです。

これでも見た目何ともないですよね。

で、一般的にウォーターポンプと言うのは、このプーリーより一回りほど大きいサイズの物となりますが、このエンジンは違います!

大きいんです!!

ってたぶん一般的なウォーターポンプなんて見たことないから、違いが分からないですよね。

ちなみに右側のパーツはサーモスタットです。

今回は同時に交換します。

では、ウォーターポンプを外して行きます。

大きさが大きさだけに、ボルトの数が多いです。

しかも長さや太さもバラバラ

これ、何も考えないで外したら絶対わからなくなってしまいます。

なので、ボルトは1本ずつ外して、新品のウォーターポンプにさしておきます

こうしておけば、取り付ける場所を間違える事はありません。

でもこのままではエンジンに取り付ける時どうするの?って思われた方。

するどいです!

まぁ、外した古い方のウォーターポンプに差し替えるだけですけどね 笑

では何がガチャガチャ音の原因かを見てみましょう。

まずは新品のウォーターポンプ。

当たり前ですが、綺麗ですね。

では、古い方のウォーターポンプ。

下の写真のフィンの後ろ側のアルミの部分に傷がついているの解りますか?

これはウォーターポンプのベアリングがガタガタで軸がずれてしまい、斜めに回転していたせいで本来接触してはいけない部分に擦れてしまったわけです。ここから音が出ていたんですね。

上の写真を見ると斜めの度合いが分かりますね。

ベアリングがガタガタと言う事は、シーリング機能も失われてしまいますので、そこから水が漏れてしまったと言うわけです。

そしてさらに、エンジン側にも干渉の跡がありました。

これはエンジン側のウォーターポンプが取り付けられていた部分です。

アップにします。

先ほどのフィンがこちらにも干渉していたんですね。

エンジンに特に問題はないようなので、周辺をきれいにして新品を組み付けて、クーラントを交換して最終的に漏れの確認をして作業終了です

今回ホース類の劣化も見受けられましたので、後日交換させて頂くことになりました。

このお車は走行距離が10万kmを超えていますが、メンテナンス次第でまだまだお乗りになれそうです

 

では、板倉でしたー

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