BONDSHOP TOKYO 板倉です

今回も修理ネタです。

お車はポルシェ991カレラ4S。

メーターに「故障 PADM」と表示されています。

PADMってなんだ？て思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私も最初そうでしたｗ

最初のPはPORSCHEだと言う事は分かるんですけどｗ

全く見当もつきませんでした。

調べてみると、Porsche Active Drivetrain Mountでした。

詳しい内容は下の動画を見てください。

と言う事ですｗ

簡単に言うと電子制御のエンジンマウントなんですが、必要な時にはエンジンの動きを抑えて、動力伝達のロスを減らしたり、コーナリング時の安定性を高めているのだと思います。

これが故障すると本来のポルシェの性能が発揮できないので、エラーが表示されるのでしょう。

と言う事で、さっそく交換します。

リアエンジンですので、リアハッチとスポイラーを上げてみます。

まぁ、全く見えない事は知っていました。。。

そこで、邪魔な物は全部外しちゃいます。

テールランプ、リアウィング、電動ファンを外します。

真上から見るとこんな感じです。

見えてきました。

中央の丸い物体がエンジンマウントです。

写真は右側ですが、バキュームソレノイドが少々邪魔をしております。

こちらは左側。

邪魔するものはないですねｗ

コッチから作業しますｗ

当然エンジンマウントと言うぐらいですから、エンジンを支えているんです。

ボディーとエンジンの唯一の接点となります。

下からエンジンを支えて、マウントのボルト、ナットを外していきます。

下側から見るとこんな感じです。

近づきます。

ナットです。

これを外します。

エンジンを支えてないと、エンジンが落ちてきてしまいますので、注意してくださいね。

って自分じゃやらないですよねｗ

電子制御ですのでカプラーが刺さっています。

DO NOT REMOVEって書いてありますが、構わず外します。

で、例によってエンジンマウント外れました。

と思って画像よく見たら新品でしたｗ

ちなみに新品は何か特殊なビニール袋に入ってます。

ナットも新品にします。

あとは逆の手順で新品のマウントを取り付けて、テスターでエラーを消去して終了です。

もちろん無事エラー表示もなくなりました！

では、板倉でしたー