PORSCHE 911TURBO(991)ヒーター修理

BONDSHOP TOKYO 板倉です

991TURBOでヒーターが効かなくなると言う症状で、ご入庫です。

ちなみに3回に1回位効かなくなると言う謎の症状。

正直あまり聞かない症状なので、なんだろうと思いテスターで診断してみるとヒーターバルブ回路の断線と出ています。

最近ヒーターが効かないと言う修理はあまりしたことが無かったのですが、ヒーターバルブの故障は過去にBMWでよく修理していました。

と言っても、E32やE34、E36と言った80年代後半から90年代の車での話ですが、、、

ちなみに私前職はBMWディーラーでして、新人の頃はE30の新車整備をしたことがあります。

よくトランクにCDチェンジャー取り付けてましたw

 

と言う事でさっそく作業開始です。

もうリアウィング、電動ファン等々は外れています。

実はこの時点で正確なヒーターバルブの位置を把握しておりません。

ディーラーさんからもらったパーツのイラストを頼りに探していきます。

リアウィングのベースも外します。

イラストを見ると車体の左側にあるように見えましたが、ありません。

実は車の前から見たイラストだったみたいです

右側を見るとすぐに見つかりましたw

 

近づきます。

ホースが3本繋がっているのが切り替えのソレノイド、丸いダイアフラムのような物がヒーターバルブユニットです。

ステーごと外します。

ソレノイドをよく見てみると、何かゴミのようなものが付いているのが分かりますか?

外して新品と比較します。

おそらく内部でショートしてしまい、外装のプラスチックが熱で中から溶けてしまったようです。

これが主原因ですね。

ヒーターバルブユニットは固着することもあると言うので、予防もかねて同時に交換しました。

あとはもとに戻してクーラントの補充をし、エア抜き、テスターでエラーの消去をしまして作業終了です。

もちろんヒーターはばっちり効くようになりました!

 

では板倉でしたー

  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。