BONDSHOP TOKYO板倉です
先日、自宅にしまい込んであったミニカーを出して、並べてみました。
BMWのARTCARです。
さっそく邪魔もの扱いをされています 笑
今回ご紹介させていただきます作業は、雨漏りの修理。
お車はM.BENZのAクラスW176です。
リアシートの足元が水浸しになってしまうという症状です。
まず最初に疑ったのはサンルーフのドレンの詰まりです。
試しに実際に水を流してみます。
今までの経験上サンルーフの四隅にドレンがあり、車体に前後に水が落ちてくるのを想像していましたが、
Aクラスはどうも前側だけしかドレンがないようです。
しかもきっちり水は流れてきますので、詰まりはなさそうです。
あれ?じゃなんだろう?
そこで担当フロントの石井君、実はお客様からヒントをもらってたみたいです。
そのヒントによりますと、車体の後ろ側にあるエア抜きのフラップから水が浸入してしまうというものでした。
エア抜きのフラップというのは、基本的にどんな車にも装備されていまして、ドアやトランクを閉めるときに社内の空気が外に抜けるようにしている部分です。
これが無いと、ドアが閉まりにくくなってしまいます。
Aクラスのフラップはテールランプの下側にあります。
上の方から汚れが垂れてきていますが、これが水の流れです。
フラップのパッキンの劣化が原因で内部に水が浸入してしまうようです。
今回はこのパーツの交換をします。
まずはリアバンパーを外します。
御覧のようにすでにフラップも外れています
BENZのバンパーは異常に長いボルトがバンパーから出ていまして、それをナットで固定します。
普通の工具では取り外しができませんので、これ専用のソケットがあります。
写真はありません 笑
先ほどのフラップを外した中の部分を覗いてみますと。
防錆剤に汚れが付いています。
おそらく水と一緒に流れ込んだ汚れが付着したのではないかと思われます。
交換する新品のフラップと比較してみました。
左側が装着されていた物で右側が新品。
パッキンが水漏れ対策と思われる処理がされています。
そういえば、パーツをディーラーさんに確認した時に「あー、よく水漏れするところですよね?」って言われました。
これってもしかしてAクラスあるある?って思ったのですが、新品のパーツを見て確信しました。あるあるだと。
新品を取り付ける前にボディー側をきれいにしておきます。
取り付けははめ込むだけですので簡単です。
今回は念のため外側のパッキンの上からシーリングしておきました。
あとはバンパー等々もとに戻して作業完了です。
ちなみにA45オーナーのメカニック長谷君はなる早で対策することを決意していました笑
保管状況にもよると思いますが、心配な方は事前に対策してもよいかと思います!
では板倉でしたー