BONDSHOP TOKYO板倉です
本日はW463ゲレンデヴァーゲンのオイル漏れ修理についてです。
すでにオイルレベルセンサーは外れてしまっていますが、、、
お車はG63AMGです。
オイルパンがアッパーとロアの2重構造になっています。
今回はアッパーとロアの接続部分とオイルレベルセンサーのパッキンの交換をします。
まずはオイルを全量抜きまして、センサーを外します。
そのあとはオイルパンを外します。
アッパーとロアを止めているボルトをすべて外します。
この部分のパッキンは液体パッキンと言ってシリコン系の糊のようなもので、完全に硬化しても弾力を保ちます。
お風呂の目地のコーキングみたいなものです。
ですので、ボルトを外したとしても簡単には落ちてきません。
というか結構ガッチリくっついています。
気合と根気でゆっくりはがしていきます。
何とか外れました。
パッキンはアッパー側にほとんど残っています。
これはスクレーパーできれいにはがしていきます。
外したオイルパン側も同様に残ったパッキンをはがして、きれいにします。
また、接着面をさらにオイルストーン(砥石です)で平らにします。
洗浄剤を使って残っていたスラッジ等もきれいに落としました。
残念ながら画像がここまでしか残っていませんでしたw
綺麗にした接着面に液体パッキンを塗布して元通り組み付けていきます。
液体パッキンが硬化するまではエンジンオイルを入れることができません。
説明書を見ると4時間は放置と書いてあったので、組み付けた時間も夕方でしたので、念のため翌朝まで放置しておきました。
また、最初に外れていたレベルセンサーにもパッキンがありますが、これはゴム製です。
一度外してますのでこれも交換です。
ちなみにあまりオイル交換を怠っていると、オイル漏れしやすくなります。
なぜかといいますと、コム性のパッキンは酸化したオイルの付着によって劣化が進んでしまいます。
ゴムは劣化が進むと硬くなりますので、パッキンとしての機能を果たさなくなります。
よって、オイル漏れが起きるという事です。
よく、オイル漏れ防止剤というものがありますが、あれはゴムの弾性を復活させたり、劣化を抑える成分が入っているようです。
ですので、ゴムのパッキン以外からオイル漏れしている場合には、効果はないと思います。
ですので、オイル漏れ予防を含めオイル交換はまめに行った方がよいかと思います。
では板倉でした